■徐々に追い込みに入る



元祖ステルス、ロッキードF-117A ナイトホークも展示されてました。
1981年に初飛行、83年から実戦配備されたものの、
全部で59機の配備のみ(テスト機があるので生産数はもう少し多い)で
2008年ですでに全機引退、というあたり、結構無理してたんだろうなあ、と思ったり。

ちなみにこの展示機をみて、そのピトー管までステルス効果を計算して
六角形になっている、というのを初めて知りました。

展示機はF-117の二号機で、各種テストプログラムに使用されたものだとか。

世界で唯一、この機体を撃墜したのがセルビア軍ですが、その残骸の一部は
セルビアの航空博物館で公開されており、写真を見せてもらった限りでは、
なんだか金属っぽくない材質のようでした。



ロックウェルB1-Bランサー。
超音速爆撃機の血統を引き継いだ可変翼爆撃機で、
海面高度でマッハ1.2出せた、との事ですが、
どう冷静に考えてもどこで使うんでしょう、という機体。

でかくて速いながら、核武装は出来ず、そもそも近接支援用、
というなんで超音速爆撃機が…という任務が主らしいのですが、
さすがに米空軍も使い道に困ったようで、
現在、どんどん配備数が減らされてるようです。
個人的には、非常にオットセイに似てると思うんですが…。



パナビア トーネードGR1。
ヨーロッパの機体は個人的に野暮ったい、という印象があるんですが、
その代表格がこの機体かもしれない。

1974年に初飛行した、イタリア、西ドイツ、イギリスによる協同開発機。
今回は日本抜きで同盟組んだら、思ったとおりうまく行き、
低コストで、それなりの性能をもった可変翼万能機となりました。
これはイギリス向け攻撃機型で、湾岸戦争に参加した機体だとか。
詳細不明ながら、2002年にイギリス空軍が寄付してくれたそうな。

イギリスは、湾岸戦争時に自信満々でこのトーネードによる低空爆撃を敢行、
その結果、20世紀末の航空作戦とは思えないような悲惨な損害を出すのですが、
この博物館では全くその点には触れてませんでした(笑)。やさしいね。
が、RAF博物館では「失敗は失敗」として、キチンと説明してましたから、
むしろ、アメリカ空軍博物館、気を使いすぎか?



フェアチャイルド リパブリック A-10 サンダーボルトII。
ホッグという通称の方が一般的かも。
アメリカ空軍初の地上部隊の近接支援を目的としたジェット機で、
独特のデザインと、重武装、重装甲で有名ですね。
離着陸距離も短めで、STOL機としての側面もあるそうな。

以前、チノのプレーンズ オブ フェイムのエアショーで
この機体のアクロバット飛行を見たことあるんですが、
予想以上に軽快な動きで、驚いた記憶があります。
こうして見るとカッコイイ機体だなあ、とあらためて思いました。

NEXT