■さらばX

グラマンX-29A。
これ、Xプレーンズ29機目にして、ようやく老舗グラマン、デビュー作。
ただし、見てわかるように、ノースロップのF-5を開発ベース機に使ってます。
しかも2機造られた機体、両機ともベースはかなりボロの中古機。
(さらに脚部はF-16からの流用だったりする)
あんまり期待されてなかったのか、1980年代のNASAは予算枯渇してたのか。
通常の後退翼とは逆、前方に主翼が突き出してる前進翼実験機で、
その特異な形状から、一部で人気の機体。
前進翼機としては初めて音速を突破してます。
1992年に引退するまで、結構アメリカ国内のエアショーで飛んでるらしく、
その飛行する姿を見た人は少なくないようですね。

マグダネル ダグラスX-36。
ステルス研究機だったが、予算がどう考えても足りず、
本来の7/25サイズの無線操縦模型となったそうな。
そもそもこの機体は、ほとんどマグダネル ダグラスの
自社開発機らしい…。
上から見ると、主翼の形などが、例のボーイングのバード オブ プレイに似ており、
一発ネタか、と思ったあの形状、なにか意味があるのかも。
ちなみにマグダネル ダグラスはボーイングに吸収されたので、
この機体もボーイングX-36として展示されてました。
粘性のある空気を相手とする場合、スケールは重要な要素で、
大きさによって、空力的な特性は完全に変わってしまいます。
このため、風洞実験などではできるだけ実機に近いサイズが好ましく、
そのため、風洞の巨大化などが進んだわけです。
この機体は垂直尾翼無し、という大きな特徴があり、
実際に飛行させてデータを取る機体がこのサイズでは、
果たして実験に意味があるのか、という気も…。
まあ、専門家の皆さんがこれでいい、と言ってるのだがら、
大丈夫なんでしょうが…。

で、これだけ実験機の間をみてれば、当然時間切れととなり、
大統領自家用機車庫は、横から中を覗いただけで終わりとなったのでした。
ここにもコニー、ロッキード コンステレーション、居たはずだったのに(涙)…。

軽い興奮状態にあったため(笑)、とりあえず食事でもして落ち着きましょう、と言うことに。
今回の記事では、天井からぶら下がってた一部無人機を無視し、
さらに、実はこっちもすごかった各種エンジン類の紹介も端折ってます。
それでもこのボリューム。
いや、すごかった。
はい、というわけで今回はここまで。
次回、冷戦館の残り、うまく行けばミサイルのお家まで、
一気に片付け、ようやくこの連載もゴールが見えてくる予定。
見えてくるといいなあ…。
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