■世界は妹が造ってる
というわけで今回のオマケコーナーに行ってみよう。
「なんだかまた航空博物館らしくない展示だね…」
まあ、何度も繰り返すが、空軍博物館だからね。

「なんの展示だよ」
当時の空軍士官の兵舎再現等身大ジオラマ。
「それなりに快適そうじゃん」
まあね。ただ、彼はルーテナント、士官だ、とされてるので、
それなりに恵まれた環境のはずだ。
陸軍の一般兵なんて、二段ベッドにスシ詰めのタコ部屋状態だったはず。
「へー…って、わざわざオマケコーナーで取り上げるような内容?
これだったら、アブロ
カーの方がよっぽどインパクトあったぜ」
いや、注目したいのは手紙だ。
「手紙?」
当時の兵士の生活を追う、っていう設定なのさ。
あの等身大フィギアは手紙を書いてるとこなんだよ。
で、左側にあるのが、実際に当時の士官が送った手紙の一部を紹介したもの。
ちなみにアメリカにいる妹宛だ。
「家族がなつかしい、とか、クリスマスまでには帰れます、とかだろ?」
普通はそうだと思うんだが…。
「違うの?どんな内容なんだよ」
とりあえず、読んでみるよ。“親愛なる妹へ”
「英語圏の連中っぽい書き出しだね。普通じゃん」
まあ、聞け。
“親愛なる妹へ。
共産主義者たちは、12.7mm機関銃を持ってます…”
「はい?」
聞こえなかった?
「いや、聞こえたけど…まあ、いいや、続けて」
“親愛なる妹へ。
共産主義者たちは、12.7mm機関銃を持ってます。
それと20mm、40mm、85mm、105mm対空砲を持っています ”
「はい?」
聞こえなかった?
「いや、聞こえたけど…妹宛の手紙だよね?」
うん。
宛名はシスターなんで、微妙だが、その後の内容からして姉ではないだろう。
「その内容が?」
敵の対空兵器の紹介。
「……」
……
「…あの、どういった妹さんで?」
それはむしろ私が知りたい(笑)。
故郷の家族への手紙だし、相手が知りたがってることを真っ先に書いてるはず。
「世の中って広いね。いろんな妹がいるんだね…」
一応、彼と妹のために全文を掲載しておくよ。
全文訳だから、正確にいこう。
“親愛なる妹へ。
共産主義者たちは、12.7mm機関銃、
20mm、40mm、85mm、そして105mmの対空砲を持っていて
さらにク●ッタレ●郎どもの中には、
ボクらを撃ち落そうとライフルを携行してるヤツがいます。
こんな身の毛のよだつようなボクの状況のことを
ママに伝えるべきだとは思えません… ”
「全体で見ると、一応まともなような」
でもなあ、手紙の書き出しとしてはどうかなあ。
やはり相手の妹に何かある、と思うべきだろう。
「…銃器マニアとか?」
…トリガーハッピーとか。
はい、今回はここまで。
次回こそ、この「我が人生でもっとも長い二日目」が終わります。
ホントだよ!

「え?マジ?まだ二日目終わってないの?」
「マジで、マジで、やってらんねーよな、実際」
-2008年8月24日 伝説のミグ回廊まで200マイルの鳥居の下でトム(仮名)と。
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