■米軍もいろいろやってるんだよ



ロッキードF-80C。
第二次世界大戦終了時点では量産が始まっており、もう少し戦争が続いていたら、
ゼロ戦はジェット戦闘機と闘うハメになったのでした。

アメリカ初の時速500マイル(800km/h)突破機、
アメリカが初めて実戦に投入した(F84は日本に駐屯してなかったから)ジェット機、
さらには世界初のジェット機同士の空戦を行った機体、と書かれてましたが、
イマイチ歯切れが悪いのは「アメリカ初のジェット戦闘機」ではないから(笑)。

その称号の持ち主は、例のアレことベルP-59エアラコメット なんですね。
よく内容を確かめないまま陸軍はベル社に正式生産を発注してしまっており(笑)、
問題山積みジェットことP-59は一応、正式なアメリカ陸軍戦闘機なのでした。
その結果「最初に大量生産された米空軍のジェット戦闘機」といったような、
ミョーに苦しい解説がP-80に対しては行われてます(涙)。

朝鮮戦争時には既に旧型でしたが、なにせ日本に居たのは、
この機体と、後で紹介するF-82ツインムスタングだけでしたから、
当然のごとく最前線に投入されます。
が、どっかで聞いたような話ですが、この機体、航続距離が短く、
海峡の向こう、朝鮮半島上空ではほとんど行動時間が取れないのでした。
あわてたアメリカ空軍はとりあえず地上軍の支援だけでもと、
戦闘爆撃機としてF-51D(P-51Dの空軍名)をかき集め、
ガンガン戦場に投入、その結果、意外な形でムスタングの時代が再来します。

とりあえず、当初はなんとかなったものの、
Mig-15が登場してくると、その性能差はあきらかでした。
よって、F-84、さらには最新鋭のF-86が到着すると、
事実上、前線からは姿を消して行きます。



アメリカの誘導爆弾、として展示されていたもの。
かなり巨大になってますが、この尾部の形はドイツのチョー秘密兵器、
フリッツX、ほぼそのまんまという気が。
偉大ですねえ、ドイツの科学力。



T-6Dが、ここにも。
なるほど、これならあっちの展示は逆立ち状態でもいいのか。
ただしこれは練習機ではなく、コクピット後ろのでっかいアンテナが特徴の、
爆撃指示、管制機です。
長時間、目標空域付近にとどまり、飛来する爆撃機に目標を指示、
さらには大量に押しかけてくる各編隊の交通整理みたいな任務もあり。
いやもう、ケンカなれしてる国は、実にシステマチックに戦争をやりますね。

当初はグラスホッパーみたいな機体でやるつもりだったらしいんですが、
より高速で頑丈なこの機体が最終的に選ばれます。

この手の任務を前線航空管制 (forward air controllers)の頭文字を取り
FACと呼び、そのための改造を受けたT-6を特にモスキートと名づけ、
テキサンとは意識的に区別していたみたいです。

で、この任務は当然、地上目標がよくわからんことにはどうしようもなく、
そのため、テキサン1機とジープが2台で、チームを組んでます。
写真に見えてるジープがそのための無線装置を積んだもの。
このジープが敵地偵察を行い、空から見えないエリアをカバーした、
との事ですが、凄まじいまでに危険な任務でしょうね、それ…。
そこら辺の活躍を機体の後ろのモニタで流してました。
ちょっと写真でも見えてます。



ダグラス B-26C インベーダー。
空軍独立時に名前が変わったもので、第二次大戦の時のA-26がこれ。
が、元々、米軍にはB-26マローダーという機体があり、両者とも単尾翼で高翼という
似たようなデザインのため、非常にややこしいことになってます。
実はここらへん、私もよくわからなかったりします(涙)。

ちなみに、この機体も1957年に自力でここまで飛行して来て、
そのまま展示となったそうなんで、コンディションはよさげ。
夜間爆撃機の塗装&ピンナップギャル派の機体として再現されてます。


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