■全ての道はシカゴに通ず



「なんかの警告?」
これは自動ドアに貼ってあった警告で、
“自動ドアだから注意”と書いてある。
「注意しろって…超高速で開いたりするの?」
いや、ごく普通の自動ドア。むしろ動作は遅い。
これ、実は翌日のデイトンでも見たから、
まだ自動ドアに慣れてないアメリカ人対策じゃないかなあ、と。
「対策って?」
いや、アメリカ、最近まで基本的に自動ドアなんてなかったから、
誰も触ってないのにドアが開くのをみて、心臓麻痺になったり、
要らんパニックに陥ったりするのを防ぐ…
「んなアホな」
でも、実際、これだけ大きなシールで張り出されてるを
見ると、よほど問題が多発したんじゃないかな(笑)。




「トンカツ屋の広告?」
いや、逆。
“なんという残酷さ あなたは食べつくせますか?”
といった意味のキャッチコピーと、養豚所の豚の悲惨さに対する説明、
最後にベジタリアンになりましょう、というメッセージが書いてある。
「…動物虐待を逆手に取った八百屋の広告?」
そこまで斬新ではないよ。急進的な動物愛護団体の意見広告だ。
ハンバーガーも、ナゲットもホットドッグも食うな、野菜食え、と書いてあるから、
いやはや動物愛護原理主義、とでも言う団体だ。
「硬派だねえ」
Mercy for animals、動物たちに慈悲を、という団体らしいが、
ここまで極端な意見広告が、堂々と掲載されてるのに、ちょっと驚いたわけだ。
ちなみに、このシカゴの鉄道でも車内吊り広告は見なかった。
やはりアレは、日本だけの文化なのかなあ。



「これは?」
シカゴの地下鉄、ブルーラインの車内に貼ってある路線案内。
「それが、どうしたの?」
ああ、ペロ君は犬だから、地下鉄とか乗らないから知らないのか。
これね、東京の営団地下鉄の車内に張ってある路線案内に
あまりにもそっくりなんだ。
ほとんどそのマンマ、と言っていい。
「…となると…」
たまたま似てしまった…とは、とても思えないから、
どちらかが、どちらかをパクってる。
「……」
…やっぱさ、本気で社名を“東京メトロ”とかにしちゃう連中の方が、
限りなくグレーだと思うんだけど、どう?
「…まあ、ねえ」



「これは路線図?」
ピンポン。これもそっくりだ。
結構びっくりしたが、まあ見やすいデザインだから、
パクりたい気持ちもわかる。





最後はこれ(笑)。
シカゴのcta交通網に散々な目に逢わされたことは既に書いたが、
実は次回、もう一回、エライ目に遇わされる(涙)。
アメリカ人はよくこんなのにガマンできるなあ、と思ったら、
やっぱりどうも皆さんガマンできないようで…
「怒ってるね、これは」
怒ってるよねえ、やっぱり(笑)。

はい、今回はここまで。
次回、ようやくデイトンの地に立つまで行きます。
(多分…)


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