■スツーカは普通か?
というわけで、航空機軍団を見つけたものの、下からではよくわからんから、
上の階に上がって近くから見よう!と思うも階段が見つからない。
必死こいてあちこちを探し回ってようやく見つけたんですが、
なんと、さらに一つ先の部屋の奥まで行って、そこから上にあがり、
もう一度ここまで戻ってくる、が正解でした。
…なんなんだよ、この博物館の構造は…。

で、さっき奥の方に見えてた謎の機体がこれ。
テキサコ社がリンドバーグの大陸横断記録(平均速度)を打ち破るために、
トラベル エアー社というメーカに造らせたミステリーシップという飛行機らしい。
いや、正直言って、全く知りません(涙)。つーか、なんだそのネーミングセンス…。
1930年の8月に平均時速260マイル(約420km/h)を記録して
どうやら新記録を樹立したそうな。
…まあ、いいか、と速攻でこの機体もパスして、
前の部屋に戻って、スツーカとスピットファイア見ることにする。

というわけで、ドイツの急降下爆撃機、スツーカことJu-87。
いやー、ロンドンで見損なっていた仇を、なんとシカゴで取れました。
実機は結構デカイです。
1000馬力チョイのエンジンで、人間二人乗せて爆弾まで積んで飛ばすのは、
結構無理してるなあ、という感じが。
これじゃ敵の戦闘機にとってはいいカモだ。
で、この機体、脚のカバーは失われてますね。
鹵獲時から外されてた可能性はありますが。
現存機はロンドンのRAF博物館のと、この機体の2機だけ、
という貴重な機体なんですが、注目度はイマイチで、
博物館のホームページでもほとんどオマケ扱い(涙)。
(アメリカ人のホームページなどでもう1機あるという情報を見るが、レプリカだろう。
1980年前後にアメリカ国内でショーに出ていたスツーカのレプリカがあり、
しかも現在、行方不明.。アメリカ国内で現存していると思うが…)
うーん、航空博物館でも軍事博物館でもないから、こんなもんかなあ…。
正面から見ると、結構面白い顔ですね。

大人気ドイツの有名機、しかも貴重な現存機なんですが、
驚くほど情報のない機体でもあります。
とりあえず、1942年ごろ、北アフリカで鹵獲されたJu87-B2で、
シリアル5954番のトロピカル(南方)型。
で、1946年、終戦後にイギリスからアメリカに贈られた機体だとか。
…が、この博物館のホームページだとB2ではなく、R2型とされてます。
B型とR型を外見から見分けるのは私には無理で、
正直、どっちだかわかりません。
さらに「イギリスからこの博物館に贈られた」と現地の展示説明にはあったのですが、
1987年ごろまで、この機体はウィスコンシンにあるEAAの博物館に展示されてました。
(1988年にシカゴに移動)
果たして、この博物館がEAAに貸し出していたのか、
適当なホラを吹いているのか…。
そして最大の謎が、博物館にあった展示説明書き。
「このスツーカにはオリジナルの迷彩塗装が生き残っています」
…マジでー!?
あまりの事に一瞬、気を失いそうになりますが、
ホントにそう書いてあるんですよ。
うーん…。
言われてみればそれっぽい気もするが…
ほんとか?
私の知る限り、戦時中のオリジナル塗装が残ってるドイツ機って、
スミソニアンのガーバー倉庫に眠っているのを除けば、
南アフリカのFw190と、Me262の両複座型だけだぞ。
ちょと信じられないんですが、ホントならすごい話だし…。
この点はよく調べてみて、他の写真と併せて、
後日、航空機愛好機関にて報告します。
ちなみに確認できた最古のこの機体の写真は1974年のものですが、
その段階からは、確かに塗装変わってません。
うーん…。こんなところで、これほどの問題にぶつかるとは(笑)
まあ、興味のない人には、かなりどうでもいい事でしょうけど…
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