■タイでムエタイを見タイ知りタイ極めタイ

ムエタイ独特のガードのかまえ。
総合格闘技などで最近は一般的に見られるようになりましたが、
前かがみ気味の姿勢で、両手を顔の高さで少し前に出します。
相手のハイキックをガードするのと、自らもすばやく蹴り、パンチを出すのに
バランスのいいスタイルらしいです。
あんまりに客が少ないし、テレビも次の土曜2回目の試合から、
ってことで選手はあんまりテンション維持できないんじゃ、
と思いましたが、どうしてどうして、なかなか白熱した試合ばかり。
クリンチでの逃げは確かに多いのですが、ムエタイはクリンチしてからの腹へのひざ蹴りが
主要な攻撃のひとつなんで、結構緊迫します。
また、首相撲から相手を払い腰で投げることもできるので、
ボクシングより、試合にリズムがあるような気がします。
ただ、この投げ、ダメージ的にはさほどではないようで、
どちらかというと判定時のポイント稼ぎに思えました。
まあ、素人判断なんで、実は相当な破壊力があるのかも知れませんが…

で、インターバルの時にはセコンド、リングサイドにこれるんですが、
人数が決まっているようで、リングに上がって選手のケアをする人2名、
リング下でアドバイスする会長1名、みたいな感じでした。
で、このリング下の会長、けっこう興奮してる人が多く、
身振り手振り付きで叫ぶ、叫ぶ(笑)。
この人は比較的落ち着いた会長さん。

この日、2試合がKO勝ちとなりました。
で、感心したのが、KOされた選手は決して動かさず、
かならず担架で控え室まで運ばれていたこと。
日本では本人が立ち上がってしまうと、そのまま歩いて帰ることが多いですが、
そんな根性論的システムより、こちらの方がより優れてるように思いました。

試合が終わったので外に出る。
このリングサイドの横が一般の入場口で、
次の興行を見るお客さんがすでに集まっていました。
で、この右の係りのおじさんといい、会場のスタッフ、みんな軍か警察っぽい
ユニフォームだったんですが、何か政府機関が関係してるんでしょうか。
ちなみに、こことは別の興行主によるムエタイもあり、
バンコク北部の公園にあるスタジアムでルンピニとは日をずらして
試合が行われているようです。

外に出るともう真っ暗。
スタジアムの周りには屋台がずらり。東南アジアだねえ。
夜見ると、けっこうきれいだな、このスタジアム。
さすがに疲れたので、スタジアム前でタクシーを拾ってホテルへ。
観光地だけに大丈夫かな、と思いましたが、
御仏のお導きにより、ボッタくりタクシーではありませんでした。
と、いうわけで初ムエタイですがなかなか楽しかったです。
はっきり言ってあんまり力のはいってない興行、って感じでしたが
内容的には真剣勝負。
まあ少々お値段高めですが、これだけのものなら見て損はないでしょう。
ちなみに、タイの国民的スポーツと紹介されることが多いムエタイですが、
人気そのものならサッカーのほうがはるかに上。
ちょうど私が行ったときはヨーロッパ選手権の真っ最中だったんですが、
しょっちゅうテレビで試合を流してました。
あと、あくまで推測ですが、あのサッカーの人気振りは多分、
金賭けてるんじゃないかなあ…