■Type ten



どうやらこれが自衛隊の新型戦車、10式戦車なんだとか。
展示されてるのは、その試作1号車だそうな。

90式に比べて小型な戦車と聞いてましたが、見た目ではそんな変わらないですね。
おそらく小さくなったのではなく、構造物を新素材にした事で軽量化した、
というのが正しい認識じゃないでしょうか。
軽けりゃ多くの橋や高速道路も通れますし、運搬も楽ですから。

砲塔正面の△型の装甲とか、今風といえば、今風です。
主砲は90式と同じ120mmの滑空砲らしいですが、
物は新型になってるそうな。



横から。
やはりあまり小さくなったという印象は受けません。

よく見るとキャタピラの中の転輪横にゴムカバーがついでますが、
なんでもレーダー波の反射防止用なんだとか。
あんなゴム一枚で防げるとなると、相当な高周波(赤外線?)くらいなもんだと思いますが、
対戦車誘導ミサイル対策でしょうか。
あの部分だけ電波の反射を防いでも他の部分が盛大に反射しますから、
とにかく防御が弱い足回りでなく、装甲部分に命中させてダメージを吸収、
という考えかしらん。



正面から。
ポリゴン数の少ないCGのようなカクカクした印象がありますが、
それでも90式(後で登場)に比べると、ちょっと複雑な形状になってますね。

よく見ると泥よけがゴムシートなのに、ちょっとビックリ。
ついでに、正面のヘッドライトの構造、シロウト考えてとしては
あの場所の耐弾性、かなり落ちてるように思うんですが、どうなんでしょう。



後ろから。
牽引そのほかに使うロープはここにあります。

車体後部にデーンと派手に露出してるスリット部はラジエーターの排気口らしいです。
まさかむき出しのラジエーターをここにつけるとも思えないので、
本体は別にあって、ダクトを通して純粋に排気だけを行ってるんでしょうかね。

その左右にあるスピーカーのような箱はエンジンの排気管だそうな。


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