■湿式市場大行進

で、見つかる(笑)。
「ダンナー、明らかに顔のデッサンが狂った他所モンが入り込んでますぜー」

「…相手にするなってさ」
「だよなー、あの手の顔は関わりにならないのが一番だ。スタコラサッサ」
「あ、兄貴、オレもオレも!」

「……私ね、生まれつきタイミングがズレてるというか、貧乏くじを引きやすいというか、
なんとなく、そういうキャラなんですよ。
まあ要するに、完全に逃げ遅れちゃったわけなんですが、見逃してもらえませんかね、ここは」
余談。
アジア圏では今でも野良犬をよく見かけますが、狂犬病にだけは注意しましょう。
目を細めてヨダレをたらしたり、低くうなってる犬には絶対近寄らないこと。
狂犬病、未だに治療法のない致死性の高い(というかほぼ100%)感染症です。
噛まれなければ大丈夫ですから、お気をつけあれ。
ちなみに中国が悪名高き狂犬病大国であることは帰国後に気が付いた…。
(さらに余談だが、狂「犬」病は猫やコウモリにも感染する)

で、発見されたのにもめげず、そのまま前進を続けると、こんな光景が。
あ!典型的な地元住民さんのための中華系マーケットざます!
これは!迷わず突撃ザンス!

市場内は生鮮食品の山また山。
こういうの、東京あたりではまず見かけないから、楽しいったらありゃしねえ。
川魚が多かったですが、海鮮系もそこそこあり。
で、右上の商品札、かろうじて見えますかね。
上海の「魚屋さん」にはほぼ必ずこれがイケスに入っておりましたゲコ。
さて。
英語でWet
marketと呼ばれるエリアがシンガポールや香港にはあります。
水商売市場、ではなく、濡れる商店街、つまりこういったエリア。
水産品の水と、肉屋がその場で解体して流れた血を洗うため、
常に床が濡れてる、まあ中華マーケットをこう呼ぶのです。
上海ではほとんどが路地裏商店街レベルですが、
バンコクのチャイナタウンや香港のニューテリトリー境界周辺には、
迷宮とでも言うべき湿式市場があって、
私なんかにとっては死ぬほど楽しいエリアとなってます。
さらに余談ながら、同じ濡れた床でも、肉屋周辺は脂で滑るので、
横を見てても、あ、肉屋の前だ、とわかるようになります(笑)。
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