■潜水艦は豪華だ

ディーゼルエンジン室。
一応エンジンルームという名称になってますが、先にも書いたとおり、
これでスクリュー回して前進後進してるわけではありません。
これで発電機を回して電気を起こすわけです。
で、このすぐ上にも甲板に出るハッチがあります。
どうもこの潜水艦、ハッチだけは異常に多くて、通常の丸型ハッチが船体に4つ、
前後部魚雷室には魚雷搬入用と思われる大型ハッチ、というかドアが一つづずつ。
閉所恐怖所の人でも、これだけ出入り口があれば安心か…。
パンパニトのエンジンはメインが4基、補助が1基の計5基。
ここは後部エンジン室で、3号機(右)と4号機(左)が入ってます。
ただし、ここに見えてるのはシリンダーヘッド部のみで、
クランク部などの主要部は、この下の階層に入ってます。発電機と予備エンジンもそこ。
ちなみにメインエンジン4基はすべて、直列10気筒エンジンですが、
予備エンジンは7気筒だとか。
奥の方の天井部にエンジン吸気用の空気を艦外から引き込むダクトが見えてます。
運転中はすさまじい騒音だったそうで、乗組員のコミュニケーションは、
すべて手信号のようなボディランゲッジだったそうな。
そんなので、大丈夫だったのか…。

そのハッチ。意外に簡単な構造に見えますが、あれで水深120mまで耐えられたのか…。

扇風機がついてます。あ、ちょっと贅沢、とこの時は思ったんですがね…。

前部エンジンルームも基本的には同じ構造。
ただし、こちらの最前部にはご覧のような機械が。
わかった!精米機だ!と思ったあなた、惜しい。
あ、コスモクリーナー!と思ったあなた、病院に行きなさい。
いいから、行きなさい。
で、正解は真水製造機。
海の中は周りが水だらけのように思えますが、
海水は実は人間にも機械にも使い道がないんですね。
これで真水を作っていたようですが、ほとんどがエンジンの冷却などに使われ、
生活用に回されたのはかなり少量だったようです。
また、当然これの運転には燃料を食うわけで、そういう意味でも真水は稀少だったようです。

エンジンルームの先はベッドルーム。
全部で36あります。仕官は別にベッドルームがあるので、80名の乗員なら、
半分は勤務、半分が睡眠、と考えれば足りますね。
魚雷室にもベッドルームがあるので、睡眠のスペースは確保されていた、と思っていいんでしょうね。
ベッド自体、けっこう十分な大きさがあります。
昨年ロンドンで見た巡洋艦、HMSベルファストなんてハンモックでしたからよほどこっちの方がいいザンス。
まあ、さすがに空間そのものは狭いですが。
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