■魚雷は好きですか

次はこれ。
教会と病院に挟まれた場所にあるTorpedo
Shop。どういう立地だ(笑)。
この場合のショップは、作業場、工作室といったニュアンスの方で、
すなわち「魚雷作業場」。分解して空母に積み込まれている魚雷を、ここで組みたて、
飛行甲板に送っていたようです。見学コースにはありませんでしたが、
当然、爆弾、ミサイルで同じような部屋があったはず。

ここの本当のスゴさは、実は床下にあります。
魚雷庫なんですよ、この下。つーか、魚雷庫の上にこの工作室が乗ってます。
床フタを開けるとこのよになってます。うーん、魚雷好きにはたまらんでしょうな。
実際には、こんな弾頭がついた状態では保管してないはずですが…。
ただ謎なのは、ここから上に行くエレベータの類いが見えなかったこと。
魚雷、とても気軽に人力で持ち運べるもんじゃないし、危険すぎる。
飛行甲板に繋がるボムエレベターに持ち込めればベストなんですが、
この部屋の位置はそんな場所ではありません。
どうも部屋の奥になんか扉があったので、その先に別のエレベータでもあったのか、
という気がしますが…

おそらく下士官用のベッドルームでしょう。
いくつかの部屋に分かれていて、けっこう広い。二段でそれなりに余裕あり。
ついでに個人用のロッカーまでありました。
ちなみに、改装後のホーネットの乗員は、空母乗組員が約2200名、
航空部隊要員が1500名、計3700名というベラボーなもの。
野球チームなら411チーム、サッカーなら336チームが結成可能(笑)。
その人数を考えると、こんな余裕のある空間取りでいいのか、と思うのですが…
まあ全員一斉に寝てしまったら、いつの間にか艦がアトランティス大陸に衝突したりしかねないので、
おそらく、艦内勤務は2交代制か3交代制にしてたはずです。
が、3交代制だとしても一度に1200名近くが寝るのスペースが必要になります。
一人2m必要として(余白こみ)、縦に並べると2400m、ホーネットの全長の約10倍(笑)。
まあ、3段ベッドにして、横8列ぐらいにしても、全長だけで100mの空間が必要。
そこまでの巨大空間はなかったので、現役時には艦内中、
隙間があればベッドを入れてたんじゃないかなあ、と想像しております。
下手すりゃ潜水艦より居住環境についてはシビアだったかも。
こちらは3段ベッドの部屋。一般兵はこんな感じだったんでしょうね。
ただしこの部屋は、海兵隊のものだったようです。
陸、海、空の3軍だけでなく、第4の軍隊である海兵隊があるのは
ある意味アメリカ軍の特徴なんですが、空母には、その海兵隊が乗りこんでました。
どうも艦内警察みたいな役割で、犯罪者の逮捕、拘束、
艦内の暴動、反乱等の鎮圧、さらには艦長の警護、といったことを担当したらしい。
なにせ3700人の大所帯、お互い顔も知らないという乗組員も多かったはずで、
盗みやケンカもあったんでしょうね。
敵前上陸など、危険な任務を率先してやるのが海兵隊、という印象ですが、
もともと海軍の軍艦の船内警備が海兵隊の仕事だったはずです。
まあ、20世紀の軍艦内で反乱、暴動はあまりないですし(ロシアを除く)、
艦長にボディガードが必要なようなら、その船は軍事的にもう終わりでしょう。
基本的には、大人数化による艦内治安の乱れを抑える、という目的でしょうね。
そんなわけで、海兵隊、独自の命令系統を艦内でも持っており、
司令部およびその部署は、第二階層のど真ん中、という一等地に位置します。
さすがに艦長の指揮下には入ってたと思うんですが、まあ特殊な存在です。
つーか、普段の航海や戦闘には何の役にもたたないような…。
ダメージコントロール要員とかも兼ねていたんでしょうかね。
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