2006 LONDON SUMMER



シェー!ミーがおロンドン帰りのアナーキャざんス!
「いや、違うだろ、それ、いろいろと」
というわけでペロ君、人類史上初の産業革命型都市、ロンドンに行ってきましたよ。
「へえー、って一年前と全く同じ出だしかよ。この旅行記、芸がないなあ」
まあね。でもって、今回も一年前と同じで、ただの予告編。
成田へ向かう電車にすらまだ乗らない。
「やれやれ、っていきなりまたなんだよこの写真」
ああ、トラファルガー広場に突如古代生物がよみがえってね…。
いや、阿鼻叫喚の地獄絵図だった。
たまたま私がその場にいたからよかったようなものの、でなければどうなっていたか。
…日本じゃぜんぜん報道されてないの?
「いや全く」
やれやれ、日本のマスコミは相変わらずだねえ。BBC見ろ、NHK。
「おっと、いきなりイギリス帰り自慢?」
はははは、まあね。
「で、実際は何なの?」
それは後のお楽しみ。また連載形式で旅行記、やるからね。
「またか。で、どうだったの、実際」
いや、行ってみるもんだ。
日本でまことしなやかに語られてる「イギリス情報」は
30年以上まえからの手垢のついたステレオタイプが多くて、今や完全なウソッパチだよ。
むしろ肝心な情報が全くない。
「どういうこと?」
日本人はみんな出っ歯でメガネでカメラを首からぶらさげてて、女性はみんなゲイシャだ、
といった海外での日本情報のイギリス版、という感じ?
「よくわからんな。もっと具体的に説明してよ」
まず、紳士の国だ、というアレ。
未だに山高帽にステッキと言うイメージは論外としても、
今回、鉄道、地下鉄、市内バスとあらゆる公共機関を乗り倒したが、
女性や老人に席を譲った男は一人もいなかった。
乗り込む時も女性が優先なんざ微塵もなく、我さきにと乗ってたよ。
「あれま」
それどころか、女性にお先にどうぞ、とゆずったら驚かれ、
地下鉄の駅で小さい女の子にベンチをゆずったら、その家族にえらく恐縮された。
50年前ならいざしらず、ジェントルだの、レディーファーストなど、
少なくとも普段の生活では微塵もない。日本と全く変わらないね。
「へー。他には?」
あと、フィッシュ&チップス。ロンドンの食べ物はこれ!みたいな話をよく聞くが、
そもそも、どこにも売ってない。
ようやく見つけた店では「伝統の!」とか「なつかしの!」
といったフレーズがメニューに入ってて、もはや一般のロンドン食でないのは間違いない。
「ざっとそんなとこ?」
細かいとこはいろいろあるけどね。ロンドン塔の意外な事実については旅行記中に書こう。




ああ、あとは逆に情報が無いまま行って、心臓が止まりそうになったのがその物価。
「物価?」
そう。ロンドンの物価は殺人的だ。
「そんな話、聞いたこと無いぞ。むしろ東京の方だろ?」
これは海外旅行記のたびに指摘してるが、東京の物価は世界的に見てもかなり優等生だ。
東京の物価を高い、と評する連中は無条件でアホウと断じていいだろう。
東京で1ヶ月生活したヤツがロンドンに行ってごらん。
心臓麻痺で死ぬよ(笑)。地下鉄の初乗りが660円だ。
「ええ?! ウソでしょ?!」
うんにゃ。市内の一律バス料金も330円。
さらにマクドナルドのセット、一番安いので約900円から、
500mmのペットボトルコーラを自動販売機で買うと約300円だ。
「なんじゃそりゃあ!あ、でもイギリス、消費税が高いんでしょ」
それもよく聞く言い訳だが、自分で計算してごらん。
17.5%の消費税を取っても、900円のマックメニューを作るのには定価750円以上になる。
「狂ってる!」
まったくだね。
円が弱いのか、と思ったが帰りの免税店でドル換算してみたが、これも高い。
やはりイギリスの物価が異常なんだよ。平均して日本の二倍だ。大げさではなく二倍だよ。
こんな物価を引き起こしてる政治家どもは間違いなく無能だ。
そして、自らの置かれた環境の悲惨さに気づかぬイギリス国民も無残ですらある。
「確かになあ」
民主党だかがイギリスの政治をモデルにすると言ってたが、ヤツら本気か。
あんな国にされてはたまらんぞ。
もっとも、どうも抜け穴もあって、消費税のかからない食品もあるし、
ジュースなんかも普通の店で買えば多少は安い。それでも500mmペットボトルコーラ、最安で180円だったけど。
まあ、こんなに金のかかった旅行も初めてなら、これだけいろいろ考えた旅行も初めてだ。
次回からに乞うご期待、として今回はおしまいにしよう。

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