LONDON 2006
基礎編
というわけで、旅行記高齢、否、恒例、本編前の基礎知識編から行ってみよう。
まあ、とりあえず基本の基本から。

日本の70%程度の国土に約6000万、日本の約半分の人口が住むイギリス。
GNPは日本の1/3、平均年収は日本より少し安く、そのくせ物価は2倍と言う恐ろしい国でもある。
どうやって生活してるんだ?
ちなみにUnited
kingdom of Great Britain and Northern
Irelandという、
世界的に見ても最長クラスの(つーか最長?)名が正式名称だ。
Unitedの名が示すとおり、イングランド、スコットランド、北アイルランドの合併国である。
ウェールズはワールドカップではちゃかり代表を出してくるが、
一つの国家としてまとまりきる前にノルマンディ公後のイングランドに事実上征服されてるので、
一般には国としては含まれない。
さて、とりあえず今回の旅行で訪れたロンドンとケンブリッジの位置。
ロンドンは例の「川沿い大好きローマ人」の殖民都市として築かれた町で、
未だにテームズ川沿いにはローマ時代の遺構がいくつか見られる。
ケンブリッジは、ニュートンを筆頭に、いちいち書くのも面倒なくらい、
世界を作り上げた頭脳たちの生産基地、ノーベル賞受者数世界最高のケンブリッジ大学のある町。
ロンドンの北東、約100kmの距離にある。
国家最強の教育機関が首都にない、という伝統は、そのままアメリカにも受け継がれているのが興味深い。

ロンドンの中心部エリアは東西南北5kmほど、
東京で言えば山の手線のほぼ内側に収まる程度の広さだ。
この部分を取り囲むように、イギリス各地からの鉄道駅がならぶ。
これらの各駅は完全に独立しており、それぞれは連絡していない。
ここより先、市内に進むには、地下鉄かバスということになっている。
余談だが、東京は鉄道の配置というか造りが世界的に見ても特殊だ。
例えば東海道線で小田原から東京駅に乗り込んで来て、
そのまま同じJRで都内、例えば中央線の新宿駅へ移動が可能。
大阪もそうで、京都から天王寺に行くのに、乗り換えはあっても、JRだけでゆける。
あたりまえじゃん、と思うかもしれないが、世界的にみれば、これは特殊な事。
イギリス各地からロンドンに向かって来た鉄道は、
すべて市内中心部に入る手前で、その路線が終わってしまい
市内の交通は地下鉄やトラム、バスが請け負う。
市内からスコットランドやウェールズ方面に行く場合、それぞれ乗車駅が異なり、
しかも各駅に向かうにはそれぞれ異なる地下鉄やバスでアクセスするしかない。
日本のように東京駅だろうが新宿駅だろうが、
とりあえずJRに乗ってしまえばたどり着ける、というようにはなってない。
アメリカの主要都市、さらにバンコクなどアジアの都市もロンドンと同じ造りだ。
当然、東海道線と高崎線の相互乗り入れ、みたいなことなどもできない。
そもそも線路がつながってないのだから。
都市中心部の交通まで、郊外型の電車路線で乗り入れてしまっている東京や大阪は
世界的にみて、きわめてマレな存在である。そして優れてもいる。
その点を理解しておかないと、なぜ鉄道王国イギリスで
バスや地下鉄を頻繁に利用する必要があるのか理解出来ないだろう。
さて、ロンドンに話をもどすと、テムズ川の北側に主な地域、施設は集中する。
その中心部と言えるのは、テムズのほんの少し北にあるトラファルガー広場。
ここからは首相官邸や国会議事堂も近い。
さらに北東に広がるコヴェント・ガーデン周辺は一大商業エリアとなっていて、
このあたりが商業的な、つまり繁華街としてはロンドンの中心だろう。
また、東京のように、新宿、渋谷、池袋、といくつもの繁華街があるわけでなく、
ピカデリーサーカスやソーホーなども上記エリアに隣接していて、一つの大繁華街を形成する。
今回、私が滞在したのは市内北側、ユーストン駅のすぐ南のエリア。
ここはロンドン図書館やロンドン大学、大英博物館などが立ち並ぶ文京地区だ。
実際、他のエリアよりは、すこし落ち着いた雰囲気だったと思う。
目的地である各航空博物館へのアクセスを考えての選択だったが、
行ってみると市内へのアクセスもよく、それなりにアタリだった気がする。
ただし、ホテルそのもはちょっと…だったが(泣)。
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