LONDON 2006 SUMMER

ようやく来ました、巡洋艦ベルファスト。
後ろに見えてるのはタワーブリッジ、
この向こう岸はロンドン塔というテムズ川沿いの一等地物件。
北アイルランドの中心都市の名を取ったこの艦を、1971年というIRAテロ全盛期に
この場所で展示開始したわけですから、イギリス人、いい根性してます。
ベルファストにある造船所で建造されたそうで、北アイルランドに対する、
なんらかの雇用対策、という面もあったのかも。
ご覧のように艦首は現地補修中。
正式、というか格式ばった呼び方だと、イギリス艦はアタマにHMSをつけます。
この艦もHMS ベルファスト、みたいな説明書きを船内の解説板で見かけます。
これは空軍がロイアル
エア フォース(RAF)だったように、
イギリス海軍も「王立海軍」なため、「陛下の船」というような意味でアタマに
Her Majesty's
Shipとつけるためです。略してHMS。
大戦中は国王でしたから、His Majesty's
Shipとなります。

艦そのものは排水量11553トン、全長187m、主砲は6インチ(約155mm)砲12門(3×4)を搭載、というシロモノ。
これ正面からみると細くてえらく小さいな、と思いますが、横からだと、それなりの大きさ。
ただイギリス最重量級巡洋艦ということだったんですが、それにしてはこんなものか、という気も。
アラレちゃんとか、ケンシロウなら素手でなんとかなるんじゃないかなあ…、と(笑)。
たとえば日本のイージス艦とかも全長は160m以上ありますから、まあ1回り小さい、という程度。
戦艦クラスは見た事ないのでなんともいえませんが、大戦期の軍艦、思ったより小さいかも。
しかしなんかパステルカラー調のファンシーな迷彩。
シンガポールから帰って来て、地中海あたりが最後の任務地だったらしいので、
南の海にあわせた塗装なんですかね。
1939年8月に部隊配備となっているので、新型艦の部類だったようです。
ただし配備直後に磁気機雷でキール部まで影響がでる大ダメージを受け、
その補修に3年もかかってます。船体部はほとんど造りなおしだったんじゃないでしょうか。
レーダーや火器管制システムとかも一新、この結果排水量が11553トンとなり、
イギリスで最も重い巡洋艦になったそうです。
シャルンホルストと駆逐艦相手にイギリス海軍が戦った北岬沖海戦に参加、
どの程度の貢献だったかはわかりませんが、このときシャルンホルストは沈んでますんで、
これが戦歴としては代表的なものでしょう。
その後はノルマンディー上陸時の援護射撃、朝鮮戦争時の艦砲射撃と、地味に任務を遂行。
1963年ごろまでは現役艦として活動、引退後テームズ川のここに移送され、
1971年10月から博物館となっています。
後部甲板から乗船。ただし、砲塔関係は艦首部のモノしか公開されておらず、
後部甲板にはさして見るものなし。とりあえず艦内に突入します。

艦内は迷路のよう。順路の看板を初動時にすでに見失う(涙)。
適当に歩き回って、最後に戻って来た場所にあったのがこの案内。
最後にこんなの置いてあっても意味ないじゃん、と腹を立てたが、実はここがスタート地点で、
私がルートを間違えていたのでした。
実戦なら3回は死んでいたな(涙)…。
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