LONDON 2006 SUMMER




で、ここにもあった、ドイツの無線誘導爆弾フゥゥゥリィィィッツエエエエーックス!
ことフリッツX。スミソニアンで見たのと主翼(?)先端部の形状が異なります。



この巨大な爆撃機軍団の片隅に置いてあるロイアル エアクラフト ファクトリーBe2b。
設計は後に木製機やら民間ジェット旅客機やらで名をなすデ ハビランドだ。
ロイアル エアクラフト ファクトリーは空軍直轄の国営航空機製造会社らしい。
第一次大戦に参加してますが、頑丈ではあったものの機動性は悪く、ドイツ機のいいカモだったとかで、
まあ、あまりほめられた機体ではなかったようです。

この機体の前にグリフォンエンジンのスピットが1機いたのですが、写真、全滅…。



アブロ ランカスター I
ああ、ランカスター! この機体を見たかった、というのが今回の旅の目的の一つ。
案の定、でかくてゴツい。
寸法的にはほとんどB17と変わらないんですが、やけに大きく感じます。
この機体、その大きさの割にベラボーな爆弾搭載量を誇り、
B17の最大搭載量3.6トンに対し、ランカスター、実に10トンの搭載が可能。
よく知られるドイツに対する夜間爆撃の他、その大搭載量を買われて、
例のグランドスラム爆弾や水面を跳躍するダムバスター爆弾を搭載、
まさに戦争映画そのものの任務をこなしてゆきます。

そもそもはハイパワーで素敵なバルチャーエンジンによる双発機で、
マンチェスターという機体だったんですが、このエンジン、ハイパワーで素敵なかわりに
その信頼性がイマイチだったそうで、こいつを大英帝国の至宝、ロールスロイスの
マーリンエンジンに置き換え、パワーダウン分は翼を拡大&4発エンジンにすることで解消!
という、なんだか投げやりとすら思える改修をしたのがランカスター。
これが驚くべき傑作機となってしまったのだから世の中わからないもんです。
ムスタングといい、ランカスターといい、マーリン、魔法のエンジンですな。
やっぱいいエンジン持ってる国は有利だよなあ。

ちなみにイギリス人が試算したら、現代の金額にして1機あたり約3億円程度だとか。
どこまで信頼できる数字かはわかりませんが、思ったより安いな。
もっとも7300機近く造ってるので、結構な金額にはなります。



ここはやや暗めの上、夜間爆撃用の黒い機体なんで、撮影はえらく難しい(涙)。
基本的に昼間の爆撃は米軍が、夜間の爆撃を英軍が担当。
夜間専門の英軍ってなんとなく他人が寝てる間に火をつけて歩く放火魔、
みたいなよろしくない印象だったんですが、
英空軍の爆撃部隊における人員消耗率は全軍を通じてトップだったそうなんで、
決して楽な任務ではなかったようですね。
この機体はごく初期型のIで、現存するランカスターの中ではもっとも古く、
しかも累計135回の出撃を生き残った機体だとか。
機首に見える爆弾型の出撃マーク、はったりではありません。
ちなみに下にいるおじいさんはボランティアの元搭乗員。
誰も話を聞きにこないんで、手近な高校生つかまえて説明してました(笑)。
東洋人には興味がないようで、私はあっさり見逃してもらう。



でもって、このランカスターの前に扉があり、となりの展示施設に移動できます。




ここにもあったミーティア。これもF8。
ちなみにバックに見えてるPlane&Simple(飛行機と単純さ)の幕はPlain&Simple(明快で簡単)のダジャレ。
このレベルか(笑)!。このレベルなのか大英帝国ダジャレ!

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