LONDON 2006
SUMMER

ダグラスC47 スカイトレイン。
傑作旅客機CD-3を軍用輸送機にしたら、これまた傑作機になってしまった機体。
ノルマンディーなどの空挺作戦にも参加、一部爆撃型も存在する。
10000機以上も作られて、米英の勝利に大きく貢献したが、
この機体の凄いのはそれ以外にもソ連(Li-2)、日本(零式輸送機)までが生産していたこと。
ちなみに零式輸送機、海外だとタイプゼロではなくショーワL2Dと紹介されることが多い。
連合軍のニックネームはタビーだったとか。
でもって、それらをあわせると13000機を越える生産数となる。
輸送、というシステムがいかに戦争遂行に重要かよくわかる数字だ。
ちなみに、イギリスに供給された機体はダコタと呼ばれる。

ジェナラルダイナミックス F111E.。
世界初の可変翼に脱出カプセル付きコクピットなどなど、夢の最新機能を満載し、
さらには核武装も可能にした欲ばりな機体。
アメリカをしょって立つ未来型最新戦闘機になるはずだったのにそうは問屋が卸さなかった機体でもある(笑)。
この機体の失敗により、アメリカ海軍、空軍、ともにまともな空戦用戦闘機を
10年以上持っていない、という恐るべき空白が生まれます。
F15とF14の登場で、その時代はようやく終わりをつげるわけですが。
フォードの影の帝王マクナマラとその周囲、さらにはまあいろんな利害がからんで、
この機体のプロジェクトは迷走するんですが、ここでは書ききれません(笑)。
巨大なプロジェクトが失敗するまたとないケーススタディーでもあり、
興味のある人は調べてみると面白いですよ。

機体の横に展示されたその脱出カプセル。
なんでこんなとこに金と手間をかけるやら(笑)。
実際に射出されたものなのか、風防の一部が割れて補修されてます。
ちなみにこの機体、二人乗りですが、なかよく横に並んで座ります(笑)。
その段階で戦闘機としてはどうよ、と思わなかったのか…。

戦後最大の傑作戦闘機、マグダネルダグラスF4J ファントムII。
その生産総数は2000機を超え、アメリカでは海軍、空軍、海兵隊までが使用する、
という前代未聞の機体となりました。日本の自衛隊も採用してますね。
この機体は1958年に初飛行した艦載機なのですが、アメリカ空軍も採用に踏み切ります。
もっとも米軍の場合、優秀だった、というのと同時に金銭的な問題もあったようです。
が、この機体の跡を継ぐべきF111が上記のような失敗に終わったため、
予想以上の長期、かつ広範囲で使用されることになったわけです。
傑作機ですが、ベトナムなどで見る限り、万能機とでもいうべき機体で、
制空戦闘機としては、正直ぬきんでた存在ではありません。
この弱点は後継のF15やF14が登場するまでアメリカの全軍が潜在的に抱える問題だったように思います。
あまり指摘されることはないようですが…。
これの成功のせいか、海軍は当初F14を空軍にも採用させて予算の拡大を狙いましたが、
F15の開発を進めてた空軍はこれを拒否、腹いせにF15の艦載版を提案したとか。
ちょっと見たかった気もする、F15艦載機。

ちょっと珍しい、海軍塗装のノースアメリカンB25Jミッチェルも。
その手ごろなサイズゆえか、アチコチで見かける機体でもあります。
後部銃座が結構でかく、こっちが前、といっても通じるような…ダメ?
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