LONDON 2006
SUMMER

アメリカン入り口より。
決して狭い施設ではないのですが、正面に見えるB52屋内に入れた上、
B29、U2、F111、F4とかさばる機体ばかり突っ込んだため、
尋常ではない密度になり、手狭感はあり。
他の施設に比べれば展示は丁寧で、しかも機体、近づき放題(触れます)!
外光を大きく入れる設計のため、撮影条件もいい。

まずはF100Dスーパーセイバー閣下。
傑作機、F86の後継機ですね。世界初の超音速実用戦闘機でもあるらしい。
初飛行でいきなり音速突破、というあたりP51ムスタング、F86Fセイバーと、
立て続けに米軍主力機を生み出してきた由緒ただしきノースアメリカンの機体らしいですね。
ただし、これが最後の華でした、ノースアメリカン(涙)。
ジェラルミンむき出しのシルバーな印象が強いですが、こういう塗装の機体もあったんだ。

初代会長、否、怪鳥ロッキードU2C ドラゴンレディー偵察機。
ドラゴンレディーってなんだ(笑)。
近々、無人偵察機にその活動の場をゆずるらいしですが、1955年の初飛行から
2006年の今日まで、一部現役で活躍中だというから、まあたいしたもの。
高高度偵察を主目的とし、通常の戦闘機じゃ手のでない高度21000mから
「共産国のみなさんコンニチハ!はい、緊張しないで、いつもどおりで、いいですか、撮りますよー
はいチーズ、よっしゃ、いい情報ゲット!」
みたいなことをやってた機体。
人工衛星の発展が下のSR71の退役を決定づけたらしいんですが、こちらはその後も現役。
その役割からするとこちらの方がよっぽど人工衛星とかぶりやすそうですが、
電波傍受とかもやってるんでしょうね、意外なほど生き残りました。
ちなみにこの機体、戦時でもないのに、実はとんでもない喪失率を誇り、
85機前後といわれる生産機のうち、40機はすでに失われてます。
やたらクラッシュしてる上、その任務上、4機、偵察中に撃墜されたものがあります。
現存は30機前後と見られてますので、貴重な展示。
ほんとはスミソニアンにもあったんですが、見忘れた(涙)。

黒い怪鳥、ブラックバードことロッキードSR71。さわれるんですよ、これに(笑)!
マッハ3で他所様の家を覗いて帰ってくる最強の偵察機。
U2がソ連で撃墜された後に開発されただけに「絶対撃ち落されない」は一つのテーマで、
実際、1999年に退役するまで、ベトナムからソ連まで飛んで飛んで回って回って、被撃墜はゼロ。
これもスミソニアンにもあった機体。意外に展示がカブるな。

空飛ぶシャッター付きカバことコンソリデーテッドB24Mリベレーター。
最終量産型だが、各タイプごとの外見的差異の少ない機体だけに
見た目だけでサブタイプを判断するのは難しい。
ヨーロッパ戦線ならB17、太平洋戦線ならB29という感じだが
この機体、あらゆる連合軍の機体の中で、最も生産数が多かったのだ。
その数、約18500機。C-47やP47と比べても5000機(!)も多い。どこで使ったんだろう(笑)。
実機を見たのは初めて。この後ろにB17Gが置いてあるので、比べると面白かった。
実に愛嬌のある見てくれの機体で、個人的にはけっこう好き。
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