■就職以外も全部氷河期



ここの展示は1万年前に終わったとされる最後の氷河期の哺乳類がテーマです。
ちなみに複数の氷河期を経ながら、
未だに爬虫類も両生類も地球中に存在してるわけで、
ホントにそんなに寒かったのか、という気がしなくもなく…。

展示されてるのは南米に居た当時の大型哺乳類たち。
巨大な二体はナマケモノの一種だそうで、どこまでナマケれば
こんなに巨大になれるんだ、という感じですね。

記憶力のいい方は覚えてるかもしれませんが、
ロンドンの自然史博物館で木を相手に
鉄砲の稽古をつけてた化石、あれもこの仲間です。

その右下に見えてるのはアルマジロの一種で、これもデカイ。

これが単純な大型化の結果なのか、
寒さに対しては大柄な個体が有利というベルクマンの法則に則った
氷河期ゆえの特徴なのかはようわかりませんが。
(体積(3乗)より表面積(2乗)の上昇率の方が小さいので大型の個体は体温維持に有利)



その先には氷河期と言えばこれ、という感じでマンモスが。
ここまで来ると現在の象とあまり変わりませんね。



この一万年前に終わった最後の氷河期の数万年前に
我々ホモ・サピエンスも地球デビューしたため、よりによってその直撃を受けました。
なので就職どころか、生活全部がリアルに氷河期、という我らの祖先の展示。

ちなみに我々人類の誕生を10〜12万年前とすると、
物理的な淘汰が行なわれた時期(すなわち生死の理由に文明の補助なし)
としては氷河期時代のほうを長く生きてますから(約7万年)、
我々は温帯よりも寒帯に適して生き残った
ご先祖さんの血を引いてる可能性が高いと思われます。
(耐寒性の低い体の個体の大半は幼児期に死亡したはず)
高温多湿の夏に弱い人が多いのはそのためですかね。

ちなみにこの展示、なぜかお父さんだけエンターテイメントな人で、
観客の声援に答えてました。
しかし皆さん、寒くないんですか、その格好で?

で、氷河期の展示はこれでオシマイ。
あれ、これだけ?という感じがしないでもないですが、
とりあえず次の展示に向いましょう。



その次の展示はアフリカの声、なるコーナー。
アフリカの声?
英語のVoiceには意見、主張のニュアンスもあるので、
そっちの意味かも知れませんが、どっちにしろなんだこれ、
と言う感じで入ってみる。



内部はアフリカに関する展示が広がってるのですが、
これがアフリカの大自然とかではなく、普通にアフリカの民族の歴史などの展示。

それって自然(Nature)ではなく文化(Culture)ですから、
どう考えても、この博物館の主旨に沿ってないような…。

当然のごとく、ご覧のようにほとんど人が居ない、不人気展示となっております。


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