■今度はは星をデバガメだ



お次は1階最後の部屋、宇宙を探査するのコーナー。
探査する、といっても惑星探査衛星ではなく、主に天体望遠鏡の観察や、
理論物理学の宇宙論に基づく話となってます。

余談ながら、記事では全体の流れを考慮してここで紹介してますが、
実はここが航空宇宙館で最後に見た部屋だったりします。

よって、この段階で結構ヘロヘロになっていた上、
デジカメのバッテリー残量の不安から、写真を撮りもらした展示が
いくつかあり、ここら辺りは皆さん自身で訪問して、
その目で確かめてください、という事で…。



まずは世界各地で使われていた天文観測儀(astrolabe)の類。
16世紀辺りまでは世界の知識の中心はイスラム世界でしたから、
こういった品々も、ほとんどがイスラム圏のものでした。
ただし、右から二番目のは1600年ごろのフランスのものだとか。
が、どう見てもイスラム圏のもののコピーでしょう、これ。



16世紀頃の渾天儀(Armillary sphere)。
帰国して写真で確認するまで、てっきり
天球儀の骨組み部分だと思ってたんですが(笑)、
解説を見るとArmillary sphereなる
聞いた事も無い英語が書いてある。

なんじゃこりゃ、と思って調べてみると、
中国語で渾天儀というのにぶつかりました。
でもって、これの日本語訳がわかりませぬ。


この機械の輪を調整して、位置をそろえ、
そこで指示される方向からのぞくと、その先に目指す星がある、
という機械らしいですが、詳細は不明。
世の中にはいろんな機械があるなあ、という感じで、
私にはこれ以上はようわかりません…。



ガリレオが木星にある四つの衛星を発見した有名な望遠鏡のレプリカ。
思ったより小さく、こんなのでよく見つけたものだと思います。



ここら辺りから宇宙論の展示になって行きます。
これは1970年代に高高度気球に搭載された観測装置で、
大気の影響が少ない高空で宇宙線の観測をおこなったのだとか。
上の矢印の方向から宇宙線(電磁波)は入ってくるとのこと。

で、その観測データが、
有名なビッグバン理論の最初の裏づけになったそうな。


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