■いろんな戦争



こちらは2001年の9.11テロで破壊された、
ニューヨーク世界貿易センタービル南棟17階の鉄骨部。

この周辺でどれだけの人が亡くなったのかと考えると、
なんとも複雑な気分ですが…。
同時に、これも歴史の一部になったのだなあ、と少々感慨深いものが。

この事件をきっかけに、アメリカ軍は対テロ戦に大きく舵を切ることになります。



そういった展示の中では妙に浮いてたMAU−169 レーザー誘導装置。
爆弾本体ではなく、この装置を爆弾に付けることで、
レーザー誘導が可能になるんだとか。

とりあえず、ピンポイントでテロリストのアジトを狙えるよ、っていうアピールでしょうか。



最後は航空宇宙本館でも紹介したアメリカ軍の最高勲章、
名誉勲章(Medal of honor)に関する展示。
受章者の中でも有名な人物が何人か紹介されてました。

ここら辺りは、ロンドンの帝国戦争博物館における
ビクトリア クロスの紹介展示を参考にしたんだろうなあ、という展示ですね。



最後に、入り口横にありながら紹介し忘れていた妙な展示品をひとつ。

右側に小さな穴が開いてるドラムでして、
これだけで何の機械かわかる人はいないと思います(笑)。

これは、南北戦争のとき、
徴兵される兵士を決めた抽選機( Draft Wheel)なのです。
対象者全員の名前を書いた紙をこの中に居れ、
グルグル回した後で穴に手を入れて紙を引き、
その紙に名前があった人が
徴兵される、というルールだったそうな。

当然、必要な人数に達するまで抽選は続く事になり、
当時の兵士の死傷率を考えると、参加者には相当な緊張があったでしょう。
まあ、平等といえば平等ですが、
もう少しなんとかならんのか、という気もしますね…。



こちらは3階ににあった売店。

が、全く存在を覚えておらず、この写真を見て、
こんなのあったっけ?と驚いてる状態だったりします…
よって、中でどんなものを売っていたかよくわからず。

半分が工事中という状況にショックを受けたとはいえ、
さすがにここの見学、適当すぎたなあ、と今さら思ったり。
生きてる間に、もう一度くらい訪問しておきたいところですけどねえ…。


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