水門を潜った先にはひたすら直線の川が続きます。戦後は一大住宅地となったので無数の橋が架かっていますが、以前、この近所に住んでいた友人の家に行くのに、橋を一本間違えるとメチャクチャ遠回りになり、不便な場所だなあ、と思った記憶が。 
 


江東区一帯はかつては運河の街で、こういった運河が交わる交差点が幾つもあります。ここは南北に流れるかつての運河、大横川との交差点。左に向かって北上すると東京スカイツリーの下で北十間川に合流するのですが、現在、北側の流れは暗渠になり、その上が親水公園になっています。



その交差点を超えると、橋の向こうに見えて来るのが、水位が異なる小名木川を東西に分割する扇橋閘門。ここで西の隅田川側と東の荒川側の流れを断ち、東側の水面を低くしてるわけです。現在は赤信号なので、この手前の位置で一度停船、上に見えてるガラス張りの操作室に居る人が門を開けてくれるのを待ちます。



そこから西側、隅田川の方向を見る。ここで一度川が堰き止めら得る事もあり、水面は完全に凪状態です。そしてとてもいい天気。



水門が完全に開くと信号が青に変わります。産まれて初めて利用したのですが、これだけの施設なのに事前の連絡等は不要、しかも通行料無料なのでした。ここの管轄は東京都なので、都民税を真面目に払っている甲斐があったと涙する。

NEXT