でもってここの水力発電の構造図。

通常の水力発電のようにダムを造って水をため、その高低差の位置エネルギーを使うのではなく、上流の標高の高い場所に取水口を設け、山の中を水道トンネルで走らせ、それをここの発電所の裏山の上に造った溜池に導き、その高低差を利用した位置エネルギーを使って発電しています。

ただし、この図でよく判らんのは縞々の線で示された部分で、なんの説明もなく、意味不明です。後に航空写真で確認しても特に何もなく、何でしょうね、これ。



さて、では撤収としましょうか。



でもって道が続いていたので、裏側に出て見る。いい感じですな。



でもってそのすぐ横に鳥居があるのを発見。せっかくだから寄ってみますか。

ただし大聖不動という事は不動明王を祭っているはずで、となると密教系(恐らく真言宗系)の施設であり、すなわち本来はお寺のはずですが…。江戸期から続く神仏混合の施設が明治期の廃仏毀釈を乗りこえて生き残った?あるいは山岳信仰時代の雑密の生き残り、江戸期の山伏が建てた祠が、不動明王を名乗る神社になった?



そのすぐ横を発電所の送水管が通る。なかなか面白い構図です。

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