昨年2019年5月に、ホンダ謹製サーキット、ツインリンクもてぎにあるホンダのコレクションホールを初めて訪問しました。

非常に素晴らしい施設で感動したのですが、いかんせん時間がありませんでした。
よってやや消化不足でありいずれ再訪したいと思っていたわけです。そこにコロナウィルスの影響で開幕が遅れまくっていた日本最高峰、というかアジア最高峰のフォーミュラレース、スーパーフォーミュラの開幕戦が8月の29日、30日にもてぎで開催、という発表がありました。

私の場合、25年以上前につくばサーキットで数回、当時のF-3を観戦しただけで、それ以上のクラスのレースも、国際レース開催可能なサーキットも現場で観たことがありませぬ。よっていい機会なので両者を同時に見て来るか、と思ったのが今回の旅となります。



ツインリンクもてぎは栃木と茨城の県境という微妙な位置にあります(所在地は栃木県)。東京の我が家からだと直線距離でほぼ100qドンピシャであり、それほど遠いとは言えませぬ。

だいたい甲府、前橋、三島とほぼ同距離で、ちょっと電車で遠出の日帰り、という距離でしかないのです。ところがこのサーキットは絶望的に立地が悪く、電車でも車でもとにかく辿り着くのが大変、という不必要な個性を持ちます。

今回、このサーキットのツッコミどころの多さに驚愕するのですが、その第一の点がこの立地の悪さでしょう。ここに国際サーキット造ることを決定した時のホンダの会議は全員が酔っぱらっていたか、徹夜明けでまともな判断力が無かったとしか思えませぬ。

が、現実にはとにかくここに行かねばなりません。何せ便が悪いので車で行くのが一番なんですが、死ぬほど高い日本の高速道路料金を払っても、そこからさらに1時間近く一般道を走る羽目になり、正直、疲れます。当初、東京でレンタカー借りて行くかとも思ったんですが、すぐにそれは諦めました。

だったら電車とバスで行くかと調べると、以前あった水戸駅からの直通バスは今は運休中のようで、残りは宇都宮からのみ。しかも行きも帰りも一日一本のみと判ったんですが、とりあえず行けることは確かなので、このルートを採用としました。
宇都宮までも直線距離で約93qあり、そこから30q近くの距離をバスで1時間半、という工程になります。なんという非効率、という感じですが、他に手段が無いのだから仕方ない。

ちなみに、地元の業者さんがレースの時にはJR宇都宮駅から予約制のバスを出すと後で知ったんですが、すでに満席で使えませんでした…

さらに今回は土日の二日とも観に行くつもりなので、宇都宮にて一泊する事にしました。何度か訪問はしてるものの、ゆっくり見て回ったことは無く、せっかくの機会ですから都市の観察が大好きな私としてはぜひ寄ってみようと思ったのです。

さて、そんな感じでとりあえず始めましょうか。

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