ここからは2階の展示になります。まずは船にまつわるいろんな品々の展示。
左端は霧鑼と呼ばれる銅鑼(Gong)で、視界の効かない霧の時に周囲の船にに自分の位置を知らせるため、艦橋でこれを鳴らしながら進んだのだとか。そんなものがあったとは初めて知りました。



こちらは近年の船に搭載されてる救命艇。6人用と書かれてますが、かなり狭い感じでした。通常は左側に見えてる小さい白いカプセルに入っており、これを投下するとヒモが引かれて分解され、中からこれが出て来て自動的に膨らむそうな。そういや、左の白いカプセル、船でよく見ますね。



その先で、一階のロビーをグルっと回る回廊部に出る。あ、これで終わりかな、と思ったんですが、この回廊周辺にもいくつかの展示がありました。ちなみに閉館まであと20分。日本の博物館なら蛍の光などを放送して見学者を追い出しにかかる時間です。今のところ、何も言われてないのですが、とりあえず急ぎましょう。



ここもちょっとした広場になってる展示。コンテナふ頭の模型と、巨大なエバーグリーンの船の絵があるだけです。



でもってちょっと感動したのがこの展示。機関(エンジン)制御室の機械を丸ごと持ち込んで展示してあるもの。
今は亡き林兼造船(恐らく長崎工場)がエバーグリーン向けに1975年に建造したコンテナ船「エバースプリングに」搭載されていたもの。後に別の会社に売却され、1999年に解体後、この装置だけがここに持ち込まれたようです。

これ、レバー類とかに触れまして、「うおおおお、機関全速前進とか叫びながら操作してえええええ」と思ったんですが、時間がありませんでした…無念。
 


NEXT