本殿の柱はこれまた中華な登り龍が巻き付く様式なんですが、これ、どうも巨大な一枚岩からの削りだしというか、周囲の彫り物と中央の円柱は同じ岩のように見えます。中華な象牙細工などでよく見る二段の透かし彫り技法ですが、こんだけ巨大な岩でよくやるなあ、というか、どうやって彫ったんだというか。ここら辺りもすでに失われた技術のような気がします。



ご本尊様はこんな感じ。この辺りは万国共通のキンキラキンです。座った状態で、頭髪はパンチパーマなのでお釈迦様、すなわち菩薩や観音ではない…と思ったのですが、帰国後に確認したら台湾の観音様は座っていてパンチパーマの場合があるそうなので断言は避けます。



でもって本殿の横から裏の道教廟に回れます。当然、行って見ませう。



その途中、本殿の周囲を囲む壁の前で、多くの人が座って何かを読んでいる。お祈りしてるわけでもなく、ただ読んでるだけで何をやってるのかよく判らず。おそらく仏典を読んでるのだと思いますが、こういった光景は初めて見たので、どういった宗教儀式なのか全く判らず。意外と奥が深いな、台湾仏教と思う。


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