■南国の灯台



さらに南の海の方を見るとこんな感じ。
奥に見えてる灯りは宜野湾市辺りの海岸地帯だと思われます。

手前の巨大な建物はJALの営業するリゾートホテルで、帰宅後に確認したら、
ダメ人間兼コックはここに泊まったことがあるそうな。



さて、そこから残波岬の北端部を目指します。
この辺りでそろそろ朝の7時。空がかなり明るくなってきました。



やはり灯台は工事中でした。
1974年に完成との事なので、射爆場返還前にすでに建設されていた事になります。



灯台横からの北方向が見渡せました。
奥に見えてるテーブル上の山はおそらく本部半島のものでしょう。
ここからだと25q以上北なので、視界は思ったよりいいですね。
南国の海なので水蒸気で視界はせいぜい10q前後かと思ってました。

11月の沖縄の朝でこれなら、10月末のフィリピン、サマール沖の朝に
30q以上先の敵が見えても不思議はないかもしれません。
ちなみに戦艦、重巡クラスなら25qはすでに必殺の間合いですから、
あの水平線との撃ち合いになります。
当然、向こうもこちらも高速で航行中。
…当たるわけないじゃん、そんなのと思いました。



その横、よーく見ると画面中央やや左の水平線上に小さな出っ張りが見えてます。
あれが伊江島の城山で、米軍上陸後、
沖縄北部で最初で最後の大激戦が行われた場所です。

話には聞いてましたが、ホントに唐突に海の上にこの小さな山だけが見えるんですね。
航海の標識として四国の金毘羅さんのように、恐らく宗教的な山だった気がしますが、未確認。


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