■アーグラの街で



さて、アーグラ城塞から撤収するわけですが、とりあえずその門の前にあった彫像。
てっきりここに居たムガール皇帝の一人だろうと思ってたんですが、
帰国後に調べて見たらChhatrapati Shivaji Maharaj さん(読めません)の像、との事。
誰やそれ、と思ったんですが、Chhatrapati はヒンズー系の王を意味するらしいので、ああ、これシヴァジーか。

イスラム全盛の17世紀のインドにおいて、ヒンズー系の王国をデカン高原を中心とした南部に打ち立て、
ムガール帝国と互角以上に渡り合った王様です。
ベラボーに戦争に強く、インドのカエサル、とすら言われていたのと同時に、
ヒンズー教徒の英雄、一種の反イスラム教徒のシンボルとなってる人物です。

…いや、そんな人物の像を、ムガールの宮殿跡の前に建てる?
なにか非常に胡散臭い政治的なニオイがしますねえ…



でもってアーグラ城からしばらく走った場所で、運転手さんが奥さんと娘さんにお土産を買いたい、という事で
インド系のスイーツの店に立ち寄るという。
あ、それはちょっと見て見たい、という事でご一緒させていたいだく。

運転手さんによると、アーグラでは有名なお店で人気なのだ、との事。
入ってみると20世紀の日本の薬局みたいな地味なお店で、ガラスケースの中に箱に入った商品が並んでました。
よく判らんので、とりあえず運転手さんと同じものを一つ買ってみる。

帰国後、食べて見たのですが、瓜の砂糖漬けで、どうも砂糖漬けフルーツのお店みたいですね。
正直、日本人には可も無く不可もなく、という感じで、
やや味の薄い乾燥瓜、というものでした。
なるほど、これがインドでは人気なのか、と思う。



途中で撮影に成功した牛。
数の上ではデリーよりアーグラの方が多かったです、街中の牛。

ついでに右側のオートリキシャ(トゥクトゥク)、3輪車なのに4×4って何…?



途中でお昼にする事に。
昨日、マハラジャセットが売り切れで食べれなかった、とkobikkyさんに報告したところ、
ではアーグラで寄ってみましょうか、という事になりインドのマックへ挑戦することに。


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