■5年ぶりの羽田



東京モノレールは首都高と同じく、1964年の東京オリンピックに合わせ、あわてて造ったものであり、
羽田から山手線の浜松町まで街中を避けて走るため、こういった感じに水辺を延々と走って行く事になります。
かつては場末の東京、という感じの光景が延々と広がっていたのですが、これもここ15年くらいで
キレイなマンションが立ち並ぶ一帯になってしまいました。

1964年、昭和34年だとギリギリ東京にも船(というか艀)で暮らす水上生活者の人が残ってたはずですが、
今では想像もつかなくなりました。
次の東京オリンピックはもう別の国でやるイベント、という位の差異がつくんでしょうね。
日本がこの50年でどれだけ豊かになったかは、驚愕すべきレベルだったりするのです。



こんな感じで延々と水辺を走ります。
右側を走るのはこれも1964年のオリンピックに合わせて造られた首都高。

左の埋め立て地、大井ふ頭は当時からあったのかどうか、さすがにまだ生まれて無かった私にはわかりませんが。



羽田空港が見えて来ました。
あれは事実上の島ですから、モノレールもこの辺りは海の上を走るような感じになります。
カッコいい風景です。



このモノレールはやたらトンネルがある上に、最後は地下にまで入ってしまうという珍しいものです。

ちなみに日本はモノレール王国といっていい国で、首都圏だけでもこの羽田、多摩都市、湘南、千葉と
4線のモノレールがあり、関西にも大阪モノレールがあります。
少なくとも海外ではほとんど見かけない交通機関で、私はラスベガス以外では見たことが無く、
ラスベガスのも、空港内交通機関のような短距離戦ですから、あってないようなものです。



おお、いよいよ空港です。
やはり羽田はデカいなあ、という感じで、この辺り成田は残念ながら限界がありますね。

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