■ぶら下げ展示編-2



スティンソン L-5センチネル。
アメリカ陸軍大好きの連絡機(Liaison aircraft)の一つ。
民間用のスティンソン105の軍用バージョンです。

アメリカは他にもL-3、L-4など似たような機体をいくつか造ってるのですが、
3500機以上が造られたとみられるこのL-5が最もよく使用されたと思われます。

偵察、連絡、着弾観測などに使われたほか、意外な用途としては空中から長距離の電話線を敷設する、
なんてことまでやっていたようです。
海外にも多くがばら撒かれ、一部は戦後も使用されておりました。

ちなみに朝鮮戦争時、韓国軍が持っていたのは、このL-5とT-6テキサンだけで、
そりゃまあ、速攻で北朝鮮軍に蹂躙されるわな、という感じですね。



セスナ UC-78B ボブキャット。
これも民間機のセスナT-50の軍用型ですね。
もとは双発機の練習機、AT-17として採用された機体を1942年から小型輸送機として採用したもの。
ちなみにこれも木製機で、表面は羽生張りとなってます。
…意外とあるな、アメリカの木製機。

正直言って、これまた全く知らない機体、という感じですが、陸軍向けだけで4600機以上、
さらにカナダ空軍向けに800機以上と、結構な数が量産されてます。
まだまだ知らん事ばかりだな、アメリカ陸軍航空軍…。

展示の機体は民間からの寄贈で、1977年から展示中との事。



ノ-ディアンUC-64Aノースマン(Noorduyn UC-64A Norseman/発音は自信なし)。
カナダ製の多用途機でノースマンは北欧系の民族の名前です。
750機を超える機体がアメリカ軍に納入されてる、との事ですが、正直言ってこれもマイナーな機体。

が、意外にアメリカでは知名度がありまして、なんで?と思ったら、
ジャズミュージシャンのグレン・ミラーが1944年12月に英仏海峡上で行方不明なった時、
彼が搭乗していたのがこの機体なのだとか。
(陸軍の軍人だったが主に慰問団としてバンドを率いて戦地を回っていた)

といった感じで、今回の記事はここまで。
連絡機などの一部の機体は省略しちゃってますが、主要な機体は全て紹介したはず。
これで最大のヤマ場は超えた…かなあ。
今回はオマケ編、一回お休みです。


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