■いろいろ進化中



その実験の成功を受けて気を良くしたミッチェルが開発させた
さらなる大型爆弾、4300ポンド(約2トン)爆弾。
さすがに無茶苦茶で、ほとんど配備されずに終わったのですが、
右の写真でわかるように、相当な破壊力ではありました。

ただし、これMB-2では運べず、すでに引退しつつあった旧式機、
ハンドレーページの0/400(これが正式名称)を引っ張り出してくるハメになりました。
重さと空気抵抗で後続距離も相当、落ちたはずで、
まあやりすぎだよな、という感じの爆弾ではありますね。



こちらはそのビリー ミッチェル准将の紹介。
とりあえず旅行記ですから、今回は深入りはしません。
アメリカ陸軍航空軍、そして後の空軍が、
戦略爆撃、すなわち航空戦力だけで戦争に決着をつけてしまう軍隊を目指す
その原動力となったご先祖様、程度に覚えておいてもらえばいいでしょう。

空軍独立論の先駆者でもあり、陸軍内ではやや浮いた存在でもありました。
後に爆撃とは関係ない飛行船の事故で陸軍の指導部を批判、軍を去る事になります。



そのミッチェルの制服類とか。
これはまあ、いいですかね。



戦争でもやる気か、というゴツイ銃ですが、第一次大戦終了間際に
アメリカが実験したらしいM-1型 37o単装砲。
フランスが似たような武装を実戦投入してるので、その影響だと思いますが、
試験してみたら反動がスゴイ、単発ではよほど狙っても空中では当たらない(対空戦闘用なのだ)
さらには銃口からでる炎がデカくて機体の羽布を燃やしてしまう、とロクな事が無く、
実戦投入はされなかったようです。


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