■道はミシガン湖へ



途中で振り返るとシカゴの摩天楼が見える。
見えてるのはシカゴ川の南側、ループの走る旧市街ですが、こちらも結構な高層ビル街です。
二重橋の辺りから見た東京駅方面にちょっと似てる光景だなと思う。

ちなみに中央に見える黒いビルが、アメリカで2番目の高さを誇るウィリスタワー(旧シアーズタワー)。
こちらにも展望台があるんですが、今回は訪問せず。

ついでに左手手前に見えてるのは、湖岸地区に広がる巨大な公園の北端部。
ここはかつての鉄道駅で、航空機の時代が来るまで、ここに長距離鉄道のシカゴ駅がありました。
戦前の日本人が太平洋経由で東海岸に向かう場合、サンフランシスコから上陸して、
鉄道でシカゴまで出て、そこから東海岸に向かう、が一般的でした。
(太平洋岸を南下してパナマを鉄道で通過して大西洋に向かう、というルートもあったが高かったらしい。
ちなみにパナマ運河の開通は1914年)
日銀副総裁になった後の高橋是清がアメリカを訪問したときも、シカゴを通過してますが、
ここにかつてあった鉄道駅を利用してますね。



その先で、公園に入る道が。
が、今回は公園に用はなく、その先の湖岸に出たいのです。
横にあった地図で確認すると、出れそうなので、入って行って見る事に。



お、見えて来ましたね、ミシガン湖。
近くで見るのは初めてですが、やはり水平線の先には何も見えません。
巨大ですねえ…



湖岸に到着。
なんか歴史のありそうな船がヨットハーバーに接岸してましたが、
これどうもヨットクラブの事務所や倉庫に使われてるみたいでした。
なるほど、そういう使い道もあるのか、と思う。

ちなみに何度も書いてるように湖と言っても数百q単位の巨大なものですが、
この位の船なら、問題なく運用できます。
さらに言うなら、ミシガン湖では第二次世界大戦中、アメリカ海軍が
訓練用空母ウルヴァリンを運用して、艦上機パイロットの育成をやってました。
ここならドイツ潜水艦の不意打ちはありえませんからね。



ヨットハーバー沿いに遊歩道が続いてます。
当然、歩いてみませう。


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