■大統領の不動産



ループの高架下を歩いてると、ひっきりなしに列車が通過して行きます。
ああ、シカゴだなあ、と思ったり。
かつてはアメリカの大都市にいくつかあったらしい都市部の高架鉄道ですが、
今ではシカゴを別にすると、ニューヨークの一部に残ってるくらいだと思われます。

ちなみに列車の正面上にある色灯は、それぞれの路線のシンボルカラーで、
点灯してる色の路線の列車だよ、という事なんですけど、
翌日に利用したときは、これが暗くて見づらく、非常に厄介でした。
ワシントンDCの地下鉄でも同じような表示でしたが、採用してる皆さんが思ってるほど、
洒落てもないし、判りやすくもない気がするなあ…



で、シカゴ川の直前まで来たら、これがありました。
Trump International Hotel and Tower、トランプ国際ホテルと高層棟、という頭悪そうな長い名前の
現役アメリカ大統領の私有建築物。
大統領の私有財産がアメリカの二大都市のど真ん中にあるんだから、スゴイ時代になったものです。
(The Trump Organizationは株式非公開の親族経営企業だから、事実上の私有財産だろう)

実はシカゴで2番目に高いビルがこれで、すなわちアメリカで3番目に高いビルでもあります。
(1位はニューヨークのワン ワールド トレードセンター、2位が同じシカゴのウィリスタワー)
ただし、貧乏人は入って来るな、とばかりに内部には一切、展望台などはありませぬ。
ケッ。



でもって、そこを抜ければマグニファイセントマイルの入り口、
ミシガン通り橋が見えて来ます。画面右下の方に見えてるのが巨大な欄干。

あのビルの間から先がマグニファイセントマイルです。



そこで見たバス停。
なんだこりゃ。



…どうもバス停全体が水族館の広告棟になってるようです。


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