■そして細かい所



中はこんな感じ。中央にデーンとあるのは巨大なF-16の模型。
アメリカの戦闘機メーカーは販売先の国に、こういったデカい模型を贈るのをよくやるので、
おそらくそれじゃないかと思いますが、詳細は不明。



世界中の軍事博物館でおなじみの、各種砲弾の展示がここにもあり。



この各種銃弾の展示、アメリカ、タイ、韓国でほぼ同じものを見たので、
何か展示の国際基準みたいなのがあるんでしょうか(笑)。
あるいはこれを造って売ってる会社があるんかな。
これまでに何度も解説してますから、今回はもういいですね(笑)。

ちょっとだけ書いて置くと、一番上のアホみたいにデカいのが20o弾、
左中段のちょっとデカいのが12.7o弾。
左下の変なのはグレネード弾、擲弾で、まあ薬莢使って遠くまで飛ばす手榴弾のようなもの。

その右の機関銃の弾で頭が赤いのは曳光弾、トレーサーで光りながら飛んで行って
自分が撃ってる機銃の弾道を確認するためのもの、
青いのは徹甲弾で、敵の装甲を撃ち抜くためのもの。
通常はこれを数発ずつ混載して使います。
右端の扇形のモノは拳銃弾で上から9o、.38in、.44inの弾。
こうして見ると9o弾って小さいんだな、と改めて思ったり。



雑然と並んでる、105o砲の砲弾(左右)と76o砲の砲弾(中央)。
左の変な形なのはHEAT弾で、火薬の爆発に伴う衝撃波を前方に集中させることで、
その高熱、高速な噴流で装甲を撃ち抜いたれ、という弾。
つまり高速で硬い弾をぶつけて運動エネルギーによる仕事で相手の装甲を撃ち抜くのではなく、
弾内の火薬の爆発による熱エネルギーで貫通させる弾頭です。
あのビール瓶の口のような細い口先にから一気にその噴流を噴出させるわけです。
ただしこれ、105oのHEAT弾にして薬莢部が異常に大きく、戦車砲用では無い可能性あり。

右のはたぶん榴弾ですが、薬莢部からしておそらく戦車砲のじゃないかと思いますが詳細は不明。

真ん中のは口径からして、オート・メララの艦載砲のじゃないかと思いますが、
これも詳細は不明です。



台湾国軍の階級章コレクション。
ただし四軍の内、憲兵隊は展示がありませぬ。
これを見ると台湾でも四つ星が一番偉いようで、
となると五つ星の元帥という階級をもらったのはどうも蒋介石先生だけ?
というか、あれ、正式な階級なのか、という根本的な疑問も残りますが…。

ちなみに一番偉い人は、どの軍でも一級上将という呼称でした。
ついでに将軍階級に准将(じゅんしょう)が無く、最初が少将で、次が中将、
その後は二級上将、そして一級上将という階級になります。


NEXT