■中華な武器とか



中華民国軍と日本軍の軍刀比べ。
ちなみに中華民国のは抗日戦大刀というモノらしいですが、
どうも士官の装飾用とかではなく、実戦兵器として使われたようです…



その鞘。
中国のモノには中華民国の国旗のマークが入ってます。



こちらは中華民国軍が使っていたZB-26  7.92mm 軽機関銃。
いわゆるチェコ機銃で、日本軍にとってもお馴染みのモノとなります。
先に紹介した佐々木春隆さんの著作によると、パリ、パリパリパリ、パン、という
独特な発射音で、他の機銃との聞き分けは容易だったらしいです。

中国ではこれをライセンス生産して大量装備しておりました。
が、その高性能に驚いた日本側がその鹵獲品を使っていたほか、
後にその製造工場を占領すると、そこで製造したものを大量に配備したため、
中国本土では日中双方がこの機銃で撃ち合う、という状態になってしまいます。

なのでチェコ機銃の音だ、敵襲、と思ったら友軍の射撃だったり、
逆に友軍ががんばってるな、と思ったら敵襲だったり、という
妙な事態も結構、起きていたらしいです。



こちらは国産の中正(蒋介石の本名)ライフル。
…としてますが、中身はドイツのモーゼル(マウザー)のM1924小銃じゃないですかね。
ちなみにどうも無断コピーのような…。

さらにちなみに、展示だと7.92oとなってますが、それは本家のサウザー、
否、マウザーのM1924で、こちらは8o弾じゃないかなあ。
せっかくなのでもう少し脱線すると、24式小銃と中国では呼ばれてますが、
これはM1924に敬意を(?)払ったものでは無く、1935年、すなわち民国24年に
正式採用されたから、という理由らしいです…。



その上のストック付きの拳銃はドイツのマウザー(モーゼル)ですが、
全体的に妙に安っぽく、モデルガンじゃないかなあ、これ。
あるいは中国本土で造ってた模造品?


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