■いろいろ開いてない



そこから公園内を振り返る。
画面やや左にみえてるのが旧参道、小山の上の鐘つき堂は再建されたもの。
でもって何かこの週末にイベントでもやるのか、
右手の広場ではテントのようなものを設営中でした。



鐘つき堂の横にあった雰囲気のある建物。
この手のは大抵、日本統治時代のものだろうと、と思ったらその通りで、
1923年に建てられた樹心会館という建物でした。
ここには日、英、中国語の解説があるんですが、なぜかそれぞれの言語で内容が違っていて(笑)、
中国語での解説のみ、典型的な和洋折衷建築である、と書かれてました。

ついでに樹心会館、という名は台湾総督だった児玉源太郎が、
生前に西本願寺に贈った額に樹心佛地と書いた事にちなむらしいです。
ちなみに児玉源太郎は日露戦争直後、1906年に亡くなってますから、
死後17年経ってからの建物、という事になりますので、ここに贈ったのではなく、
京都の西本願寺に贈ったんじゃないか、と思いますが…

ついでに樹心佛地は浄土真宗の親鸞の書にある言葉ですが、
親鸞言葉は難解なものが多く、
私にはどう解釈したらいいのか判断がつきませぬ。



でもって、この建物、現在ではいろんなイベントのスペースになってるようで、
現在は台北の映画時代、というなんだか面白そうなものをやってます。
おお、これは見てみたいぞ。



と思ったんですが、本日休館の札が…。
いやでも定休日は月曜って書いてあるぜ、今日は金曜日なんですけど。

ちなみに後ほど戻って来てみたら、あっさり開いてました…。
展示内容の報告はその時に。



その樹心会館から目の前の大通りに出る。
ひょっとして、こっちが正面かしらむ?
でもって、ここから通りを渡った先が、例の国軍博物館なのです。


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