■砦への道



念のため、今回のルートの確認。
チャオプラヤー川左岸最南端の砦跡まで、
スカイトレインのウォンウィエン ヤイ駅から20号線のバスに乗り、
その終点であるパクナム対岸の渡し船乗り場を目指します。
そこからはタクシーで移動となるはず。



さて、とりあえず作戦の半分は決着が着いた事になるはず、と思ってた
チャオプラヤー川西岸を南下する20番線のバスにはあっさり乗れました。
後はパクナムの渡し船乗り場からタクシーでなんとかなる…と思ったんですがね(笑)。

写真は車掌さんが運賃を回収して席に戻ってるところ。



途中で見かけた別の路線バス。
塗料がハゲてボロボロですが、動けばいいんだよ、
バスってのは人を運ぶもので、キレイに維持するのが目的じゃないんだよ、
というのがタイの公共交通の基本方針ですから、これが普通。

まあ、高温多湿で、痛みやすいから気にしてなんていられない、
という部分もあるんでしょうね。

ちなみに奥に見えてる車掌さん、珍しく男性です。
鉄道の車掌さんは男性以外見たことありませんが、
今回、さんざん使ったバスでは逆に女性ばかりで、
バスはバンコクにおける女性が働きやすい職場の一つなのかも。



大きなバス停になると、こういった感じで屋根つき、イスつきオバサンつきになります。

注目は中央のピンクの機械。
自動販売機がほとんど存在しない、という東部アジアとしては珍しい都市、
バンコクにおける数少ないそういった機械なんですが、
何を売ってるのか、といえば情報(?)でして、
日本人にはちょっと理解に苦しむ機械だったりします。

詳しくは今回のオマケコーナーで。



この軽トラック、よく見ると荷台に座席があり、乗り込むための足場も見えてます。

未だに呼び名がわからんのですが、これがバンコク郊外の交通手段の一つで、
ある程度決まった地区を巡回してる私営の乗り合いバス(?)のようでした。
ただし、貸切で特定の目的に向う、という運用も見かけましたが…。

目的地はどこにも書いてないし、運賃の説明もないので、
タイ語ができないと利用はかなり難しいと思いますが、
今回の砦にも、この私営乗り合いバスは来ており、
もしタクシーを使わないのであれば、これを利用するしかないようです。



途中で見かけた大型スーパー。

日本以外の東部アジアの大都会は、大抵こういった大型商業施設が
やや裕福な階層が買い物に来る場所、
そしていわゆるアジア型の生鮮市場(今後イヤンてなくらい登場します)が
普通の人々が買い物に来る場所、といった住み分けがあります。

なので、日本のように都市部に小型のスーパーがいくつもある、
という光景はなく、これはバンコクも共通でした。
とりあえず住宅街密着型の小型スーパーマーケット、
というのは日本とロンドン以外ではあまり見た記憶がありません。
アメリカの場合だと、庶民向けスーパーでも大型の商業施設が多いですしね。


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