■上野再誕



で、ほぼ同時進行で補修工事をやってた園内の東京都美術館もリニューアルオープン。
しかし、日本の鉄筋コンクリート建築って40年前後で建て替え、20年前後でリフォームってのは普通ですから、
よほど基本的な技術レベルが低いんでしょうか。
しっかり設計された鉄筋コンクリートのビルなら50年どころか100年はもつでしょうに。




せっかくなので中にも入ってみたのですが、
どこが新しくなったのかはよくわかりませんでした…




そこから不忍池に抜けて見る。
いい感じの午後の日差し。



いい悪いは別にして、この辺りのスズメは人からエサをもらうのに慣れてるため、
かなり近づいても逃げません。
おかげでこんな写真が撮れるわけです。

ちなみにこの写真だと翼が止まって見えてますが、離着陸時に連中が本気を出すと(笑)
1/640秒程度のシャッター速度では速い動きで流れてブレてしまい、全く動きはわかりません。
でもって、より小型の昆虫類、ハチとかだともっと凄くて、
1/1600秒辺りのシャッター速度でも羽は止まった状態では見えません。
なので、連中の飛行技術の秘密を知るのに従来の秒間30コマとか24コマとかの
動画では全く意味がなく、最近の秒間60コマでも全く話にならない世界です。

本気で研究するなら秒間1000コマは必須だと思われるので、
鳥の羽の真似をして空を飛ぼう、という研究は
19世紀とか20世紀初頭の科学力では全く歯が立たない世界だったと思います。
そんな状態でも、あれだけ羽ばたき飛行機が造られたわけですから、
いつの時代にも適当な見積もりで突っ走っちゃう“技術者”ってのは多いのだなあ、と思ったり。


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