■夜中に爆撃に行くために



イギリス空軍の爆撃のやり方解説板。

夜間爆撃に特化していたせいもあって、
イギリスは早くから爆撃照準用のレーダーH2Sを開発、実用化していましたが、
さすがに全機には搭載できなかったらしいのでした。
このため、他の爆撃機に対して目標の位置を示すため、派手に燃焼する
目標指示弾を投下する先頭の機体のみがこれを搭載したようです。
他の機体はその指示された位置を見て投下してたみたいですね。

ちなみにH2SレーダはGHzクラスの高周波レーダーで、
上空からベルリンの主な通りが全て確認できた、と言われてます。

図だと左から、最初の機体がH2Sレーダーを使って目標指示弾を投下、
それに続く機体は、それに向けてさらに目標指示弾を投下、
後続の爆撃部隊に目標を知らせる、というやり方。

真ん中は誰もレーダを積んでない場合のやり方で、
まず先頭機がパラシュート付きの焼夷弾を投下、後続機がその灯りの中で
目視で照準をつけて目標指示弾を投下するもの。

最後は曇ってる場合のやり方で、雲の下にある目標をレーダーで確認したら、
その位置に向けて、パラシュート付きの目標指示弾を投下、
それを見て後続機が爆弾を落す、というもの。

…パラシュート着けてても、そんなに長い時間浮いてるとは思えないんですが、
そこら辺はどうしてたんでしょうね、これ。



これがその目標指示弾。
遠くからでも見えるように、明るく燃焼する小型爆弾が詰まってます。



その先にあった酸素マスクとか飛行めがねとかの展示。
貴重なもののような気もしますが、正直、ここまで見てる時間がありません。



これは爆撃機に搭載されていた12.7mm機関銃の弾丸パッケージ。
あまり見る機会がないような気がするので載せときます。



基地に併設されてた教会。
定員は少なめです。

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