■日本の次はお隣だ



というわけで、3階にまだ見残しがある、というのを完全に失念、
階段でドンドン下に降りてしまいます。

途中の踊り場に展示されてた日本の陶磁器。
東アジアに住んでると、この手のは見飽きてるので、軽くパス。



さて、ここからは2階の展示。

まずは、朝鮮半島(Korea)の展示室から。
正直、特に何があるわけでもない朝鮮半島が独立した展示になってるのは
その独自の文化性がイギリスでは高く評価されてるから…
なんて事はこれまた微塵も無くて(笑)、ここも金を払って場所を確保した展示です。

こちらはThe Korean Foundation Gallery、韓国基金による展示室となっていたので、
韓国の皆さんによる募金によるものでしょうかね。

あと数年もすれば、中国人の金持ちがポン、と金を払って、
中国コーナーも登場するんじゃないでしょうか、この博物館。



正直、朝鮮半島の歴史に関しては、ほとんど知識がないので、
見ても特に感想がなく、ましてや解説などできませぬ。

ただ、この展示室、募金で作られたものらしいので、
てっきり展示は朝鮮民族という括りなのか、
と思ってたら高句麗の遺物と思われるモノもありにけり。

高句麗は北の中国内に居た民族が満州経由でワーッと朝鮮半島に攻め込んで、
ガーッと打ち立ててしまった政権なので、
言うなれば中国における元や清と同じで、異民族政権です。

これを朝鮮半島の歴史に組み込んでしまうのは、
それこそ日本の占領支配を朝鮮半島の歴史として評価するのと同じわけで、
ここら辺、特に抵抗感はないんでしょうか。



民家か寺院かよくわからないですが、木造建築がありました。

日本と同じようで結構違うんですが、この建物を紅色に塗るってのは、
やはり中国から直接、日本に来たのではなく、渡来系の人たちによって、
朝鮮半島から持ち込まれた、と考えるべきなんでしょうかね。



仏像やらヨロイやら。
なにぜ、理解のためのバックボーンとなる知識がないので、
よくわかりませぬ…。


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