■ロンドンはアメコミの街



で、その先でまた怪しい店を発見。
その名もForbidden planet、禁断の惑星、です。



その店頭。
やっぱりここら辺は、そういった店が集まってるみたいですね。
あれ、店の名前が禁断の惑星なのに、ロビーがいないじゃん。



いい雰囲気の教会だなと何気なく見てたのですが、良く見りゃ玄関の上に
Chinese Church in London の文字が。
すなわち、ロンドン中国キリスト教会。

共産党国家が運営するロンドンの教会ってなんじゃ?と思って調べてみると、
これは中華民族の意味のChinese で、1950年に台湾系の中国人と思われる人たちにより、
この場に設立されたらしいです。

これが1950年に新しく建てられたものなのか、元からあった教会を買い取ったのか、
そこら辺はよくわかりませんが、いずれにせよロンドンの一等地にこの規模ですから、
エライ金持ってたんですね、当時の中華系イギリス人の皆さん…。
ちなみに、中国系という背景の複雑さと、現代的な問題から、
プロテスタント以外にも開放してるようです。

余談を一つ。
なにせいろんな事を言う人がいるキリスト教、
オレはキリスト教徒だ、と言われても、どんなキリスト教?と聞く必要があります(笑)。

この、どんな教義でやってるか、というのを説明するのが doctrine、ドクトリンで、
基本教義、根本教理、といった意味を持ちます。
ウチは三位一体あり、聖母マリアありの、ありありルールね、という感じのものです。

ここから転じて、アメリカ英語では政府の政策方針もドクトリンと呼ぶことがあり、
さらに流転して(笑)各軍が持つ基本戦略方針もドクトリンと呼びます。

が、あまりいい英語ではないような気がしますね、これ。
イギリス人とかはほとんど使いませんし(最近は見かけるが)。

これを横文字のまま使ってる本とか、やたら連呼してる記事とかを結構見かけますが、
日本語では普通に、基本方針と書いた方が判りやすいでしょう。
とりあえず、こんな簡単な単語を日本語にしないでそのまま使ってるような話は、
まず信用できない、と思っていいんじゃないでしょうか(笑)。

少なくとも、私はドクトリン、というカタカナを見た段階で、
もう読みませんね、その話。
最初に見た時は、なんの宗教を始める気なんだろう、と思っちゃいましたよ(笑)。



その先の店のショーウィンドーにて。
セーラー服と言うのは、その名の通り、船乗りさんの服から派生したものですが、
これをスカート付きの女性用衣装にしてしまってるのは日本だけだと思ってました、

が、ご覧のように、ロンドンにもあったのでした、女性用セーラー服。
こっちにもマニアとか居るんでしょうか…。
ちなみに、この一連の衣装は、HMS エンジェル(Angel)という
架空の軍艦のもの、という妙な設定付き(笑)。

ただしガラスの左側にFancy Dressという英語が見えてます。
これは仮想パーティー用の服、という意味ですから、
パーティー用で、普段着るわけではないのか。



さて、どんどんロンドン商業エリアの中心部へと進んで行きますよ。
…なんか右手の建物の前に乗っかってますね…


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