■韓国最新鋭



お次は韓国が建造したイージス艦、世宗大王の1/20模型。
大王とはすごい名前ですが、英語だとさらにKing Sejong The Great でして、
ここまでデラックスな名前はイギリス艦にもないんじゃないかと。

ちなみに、共和国を名乗ってる国家(Republic of Korea)
の軍艦の名前にKingが付くってのもスゴイ話のような。

余談ながら、アメリカ海軍のミサイル駆逐艦 USSキング(King)は
第二次大戦中、アメリカ海軍のトップを勤めたキング艦隊提督の名前であり、
役職(?)名ではありませぬ。
日本だと自衛隊の護衛艦に王貞治と命名したようなものです。

ちなみに、大王さんはアメリカ海軍のアーレイ・バーク級と同じく、
分類上は駆逐艦となってます。

ついでに艦首下の出っ張りはソナーなんですが、
これはバルバスバウも兼ねてるんでしょうかね。



その横には艦内のベッドの再現展示が。
いきなりこれか、と思いますが、軍艦でもっとも重要なのはこういった地味な施設です。
空母なんかだと甲板から上ばかりに目が行きますが、
空母の能力を決めるのはむしろ機関(エンジン)と格納庫の広さだったりします。

正直、韓国海軍のこれを展示するセンスはちょっと驚きました。
意外に強いかもしれません、この海軍。

ただし、解説は単なるベッドルームとしかなく、一般兵のものか士官のものかは不明。
韓国は東洋の中では異常なほど階級意識の強い国ですから、
士官と一般兵では装備が大分異なるような気がしますが。



艦橋の再現展示。
皆さん、イスに座って作業するのが前提のようです。
ただし、どうも操舵系の装備が見当たりません。

再現時に造り忘れた、超能力で操鑑している、イギリスやソ連の軍艦のように、
艦橋ではなく、安全な艦の奥深くに操舵室がある、のどれかでしょうか。



こちらはイージスシステムの戦闘指揮室。
いわゆるCIC(Combat Information Center)ですね。
ただし、理由は知りませんが、韓国海軍ではCCC(Combat and Control Center)
と呼んでるようです。

コントロールが入ってる、という事は操舵もここでやってるんでしょうか。
ついでに、解説によるとイージスシステムによる戦闘の指揮も艦長(Captain)
が行うとなっていましたが、ホンマかいな…。



軍用 犬馬ロボット。
意味がわかりませんが、ホントに英語で
Military Dog-Horse Robot と書いてあったのですよ(笑)。

偵察、パトロール用のロボット、との事なので、
無人偵察車ってことでしょうか。
少なくともウマシカロボットでは役に立たない感じです。
計画では全長2.8m、全幅1.8m、全高1.7mとかなり大型のものだとか。

ついでに何かを間違えちゃったクリスティ式サスペンション
のような足回りも印象的ではあります。


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