■その街まではひとっとび



機内食は選択肢なしでお弁当でした。
まあ、短距離ですしね。
ちなみに今回もJALですが、相変わらず食事はおいしいです。



いつの間にやら機体は日本海上空に。



が、あっという間に朝鮮半島上空。
窓から見る限りでは、意外に緑が多かったです。

昔の文献とかみると朝鮮半島といえば禿山、という感じなんで、
そんなに日本と気候が違うのかと不思議に思っていました。

が、どうも戦争や乱伐でハゲてただけで、国が豊かになって
国土の保護とかを考えるようになった後は日本と同じように
森に囲まれた国土になりつつあるようです。



途中で見えた韓国のヘソともいえる位置にある忠州(チュンジュ/chungju)空軍基地。
F-16とF-15Kが配備された韓国空軍の中枢ともいえる基地でして、
まさかそのすぐそばを旅客機が飛ぶとは思っておらず、ちょっと驚く。

中国の皆さんが韓国との戦争を語る時、まっさきにぶっ潰そうぜ、
と必ず登場する基地として私には有名な所です(笑)。

ついでながらこの基地の機体ハンガーは森の中、というか盛り土の上に木をはやして、
その中に潜り込ませる、というあまり見かけない工法を使って造られています。
おそらく、北朝鮮、中国ともに、何かあったたらまずここ!と
考えてる相手なんで、カモフラージュと防護も徹底的に、という事なんでしょう。




でもって、あっという間にソウル市上空へ。
いきなり都市部が見えて来ました。
日本にこれだけ近い外国がある、というのは、今さらながら
何だか斬新な感じがしました。

ちなみに、ここは漢江南岸のさらに南でソウル市郊外というエリアなんですが、
それでもこの密度。団地だらけです。
なるほど、デカイ街みたいだ、とこの時初めて気が付きました。



新しい国際空港の仁川(インチョン)は海の中の島の上です。
ここら辺りは香港と一緒ですね。
ちなみに古い金浦(キンポ)空港は国内空港になったと聞いたのですが、
国内線てあーた、韓国にどれだけ空港があるんかいな、と思う。

ちなみに帰りはその金浦空港からだったのですが、
小型機や中国、日本向けの国際線の便でそれなりに賑わっていました。
が、それよりスゴイのはそこの空港施設なんですが、それは最終回にて。

ちなみに右手に空港の島がうっすら見えてるのですが、
ここはグルッと外周りを回ってから着陸するため、
シカゴやラスベガスのように撮影可能な時間帯に空港を横を通過してくれます。
でもって、手前、エンジンの陰に隠れてるのが、例の反乱を起こした特殊部隊が居た
実尾(シルミド)島だと思うんですが、自信はなし。

ついでに、仁川は朝鮮戦争の時のマッカーサーのスタンドプレー、
仁川上陸作戦の舞台になったエリアでもありますね。


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