■犬山マンキーは思った

「はーい、どなたあ?」

「あれ、お前、穴空家?穴空家だろ、ほら、オレだよ、血の池地獄で隣だったゴローニンだよ、
いや奇遇だなあ、なんだお前もサルに転生してたんだ」

「え?人間?バカいっちゃいかん、そんな馬に踏まれたピロシキみたいな顔の人間がいるか。
え?服ぐらい、今時サルどころか犬だって着てるヤツがいるぜ。
あー…なに、ホントにお前、人間に転生したの?ホント?…その顔で?
あれだなあ、お互い前世があれだけに、苦労してるなあ、がんばれよ、な?」

「あの最後の一枚の葉が落ちたら…」

「私、人間になれるの…ね?」
…なれません。
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