■その運動

ジャンガリアン ハムスターは全長6〜8cm、体重は40g 以下、
とうい超小型哺乳類ですが、その住宅問題ですでにふれたように、
意外なほど大きな生活空間を必要とします。

このため、不十分な飼育環境だと、それなりの時間、外で遊ばせてやる必要が出て来ます。
さらに当家のシロネズミはなぜか夜間、しかも人が見て無い時だけしか
回し車で遊ばない、というよく判らない習性があり、やや運動不足になりがちです。
なのでウチのシロネズミもHMS 超々ドレッドノートII bis が完成するまでは、
1日1時間は外で遊ばせてました。

ただし逆に十分な生活空間があれば、それほど外に出す必要は無いようで、
現在は外に出しても2回に1回は自分ですぐにHMS 超々ド(以下略)に戻ってしまいます。
このため今はとにかく外に出たがるデグーも居るので、
シロネズミはあまり外で遊ばせてません。



齧歯目全般に言えますが、信じられないような動きで、すごい運動をすることがあります。
これはそんなものの一つ、90度壁登り。
部屋の角にある直角部分の両側に強く足を押しつけて、そのままテッテケテーと上まで登って行ってしまいます。
ただしこのままドアの上まで行ってしまうと、そこから降りれなくなるうえに、
2m近い高さから飛び降りようとして極めて危険なので、途中で強制回収してました。

これも注意点なのですが、齧歯目は行けるところは行く、その後の事は考えない、という厄介な傾向があります。
このドアの上に登って降りれなくなる、の他にも、棚の上からゴミ箱に飛び込んで出れなくなる、
タンスと壁の隙間に挟まって動けなくなる、などいろいろやってくれたので、要注意です。
…野生の場合、これで生き残れるんだろうか、と不安になってしまうのは私だけではないはず。



そんなシロネズミに、最近人気の運動をご紹介しましょう。

まずは、闘技場にシロネズミを用意します。
ネズミでヤンス、といった表情をしていればなお可。



その目の前に割りばしを置きます。



シロネズミ、しばらく考えます。



突如、クワっとばかりに目を見開いて、割りばしを登り始めます。
頂上に着いたら、1に戻る、の繰り返し。
ちなみに筆者が軍手をしてるのは完全犯罪を目指してたから、ではなく、
シロネズミには強烈な噛み癖があるため。


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