▼齧歯目居座る



保護二日目。一晩たったのだが、飼い主、現れず。
キャベツだけの食事もどうかと思ったので、米を与える。
ハムスターの持ってる体内酵素がわからないので、コメがどの程度カロリーになるのか、
判断が付かないが、キャベツよりはエネルギーになるであろうと考える。

ついでに体内でどのアミノ酸が合成できるのか、
ネットで調べてみたが日本語、英語、ともにそんな情報なし。
ネット中に溢れてる自信満々の飼育アドバイスしてる人たちは、
どういった情報を元に断言してるんだと、と思う。

これでは何をエサにやったりいのかわからん、と思っていたら、
ハムスターに必要な栄養素を一通り入れたペレット状のエサがあると知る。
どうも長期保護の可能性が出て来たので、とりあえずそれをネットで発注。
ついでに小型のカゴが特価で出てたので、仮の住まいとしてこれも発注。
明日には着くが、その前に飼い主が名乗り出てきたら、この2000円は全くの無駄になるなあ、と思う

とりあえずペレット到着までは家にあるもので養うしかない。
いろいろ考えた結果、齧歯目なので歯は伸びる以上、カルシウムは必須であろうし、
(アミノ酸と違って原子だ。原子合成ができる生物はいないだろう)
雑食とされてるので、たんぱく質の体内合成はできない、と判断、シシャモの尻尾部分を骨ごと与える。
米の三倍くらいの喜びようでこれを食べる。



二日目の全身像。
この段階では、まだ毛がボサボサ。
頬袋が膨らんでおり、コメを食べたのではなく、そこに仕舞い込んだのだとわかる。
ジャンガリアンハムスターの特徴なのか、この方の特徴なのか判らんが、
硬いものは大抵、その場で食べず、頬袋に入れて隠してしまい、後でゆっくり巣箱で食べるようだ。
で、食べ残しは巣箱の隅に備蓄してしまう事が多い。これは後に主食となるペレットでも同じ。
ただしキャベツ、シシャモ、カマボコなど、柔らかめのモノはその場で食べてしまうのが普通。



その後、まさかエサはあれだけ?マジで?
という顔をされたのでお米追加。
こんな感じに丸くなるってエサを取る事が多いのですが、
この写真を見ると妙に細身なので、保護時にはやはり多少、痩せていた可能性高し。



食事後。
大分落ち着いてる顔をしてるので、多少、慣れて来ていたのか。
ただし眼球が引っ込んだままなので、興奮状態では無し。
今なら、さあ、後は遊ぶぜ、と大興奮になるんですけどね。

ちなみにジャンガリアンハムスターの目玉は飛び出します(笑)。
カニほどではないですが、眠い時やテンション低い時は顔面とそれほど変わらない位置に
眼球の表面もありますが、興奮状態、エキサイティング タイムに入ると、
目を見開いたうえで、目玉が少し飛び出して来て、表情が変わります。
ついでに少し鼻も広がる気がしますが、こっちは微妙。


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