■2006 イギリス ロンドン 帝国戦争博物館にて撮影

はい、トリを飾るのがこのゼロ戦。いわゆるロンドンゼロ戦だ。
「今、あんたが適当につけたろ、そのネーミング」
な、なぜわかった?!
「はいはい、先行こう、先」
えーとね、とりあえずコクピット部分だけをぶった切ってしまった展示モデルなんだけど、
こうなってしまうとむしろ何かしよう、という気もおこらないらしく、
これ、限りなくオリジナルに近い状態を維持してるんだ。
これだけのコンディションの日本機は、世界中さがしても、
あとはスミソニアンの別館、ウドバー ハジーにある屠龍ぐらいだろう。
それほどコンディションはいい。
そもそもゼロ戦の主翼に使われてた超超ジェラルミン(どういうネーミングだ…)は、
やたら硬いんだけど、腐食には弱いと言われていて、保存は難しい機体なのかもしれない。
「へー、そうなんだ」
ただね、余談だけど、東京駅の現在の屋根(1947-2006年まで)、あれは戦中に焼けて再建したもんなんだが、
実はゼロ戦と同じ超超ジェラルミンを使ってるという話がある。
だとすると、腐食に弱いというのもいわゆる「堀越さんの愉快すぎる話」の類かもしれないなあ。
まあ、とにかく、これだけの物はここでしか見れないんだよ。
「でもコクピットだけ」
そうなんだよね。ものすごく美人でグラマーなのに実は男でした、みたいな残念感がある。
「いや、それ例えとして、根本的におかしいだろ」
イギリス人、よその国の機体は結構適当に組み立てたりすることがあるので、
むしろこうなってしまったのはラッキーだったのかもしれない。
これぞポジティブシンキング。

コクピット部アップ。
反射で見難いが、内部もかなりいい状態で残ってる。
ただし、照準機やコクピット後部のループアンテナは失われてしまってるようだ。
もっとも地上配備の機体には機位確認用のループアンテナは無かった、
という話があるので、元からないのかもしれない。
この機体の茶色っぽい色は東南アジアの英軍が塗ってしまったものだが、
その下、少し塗装がはげてみえてる緑色はおそらくオリジナルである。

正面より。機体の真ん中に貼り付いてるのは60リットルの胴体内燃料タンク。
この前に潤滑油タンクもあったはずなんですが、現状は失われてます。
なんか、ベルトみたいにで固定してるだけなんですな。ちょっと意外。
ゴムホース類とか、タイヤとか、さすがにオリジナルではないと思うのですが…。
脚カバーでかくれてよく見えない主脚のオレオ部分もばっちり見えます。
主翼前縁部にチラチラ見えてるオレンジの色も多分、オリジナル塗装。

あんまり意味がない気もするが「ゼロ戦七つの誓い」に則って、脚部のアップも載せときます。
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