主翼上面。ややキレイ過ぎで、レストア、丁寧にやり過ぎたのでは…という気もしなくもなく。手前に見えてるエルロン（補助翼）がやけに段差が付いてしまってるのも妙な所。さらに胴体横の主翼上面に黒い滑り止め塗装がありますが、北アフリカのMk.V（5）では私は見た事ないぞ、という疑問と、そもそも搭乗ドアがない右側に滑り止め要らないよね、という疑問がありにけり。とりあえず、なんでもかんでも鵜呑みにしない注意は必要でしょう。
ちなみにMk.V（5）の生産途中からエルロンの外皮は波布張りではなく剛性のある金属製に変わっており、写真でもエルロン部にシワなどが無いのが見て取れるかと。
主翼下面。いくつか見えてる縦長の穴は弾丸を撃った後の薬莢とリンクの排出口。ちなみに主翼下にピトー管があるのはこっち側のみ。
主翼前面。20㎜機関砲の横の妙な出っ張りは7.7㎜×2門を降ろして、もう一門の20㎜機関砲を積む時のためのもの。ちなみに赤い防塵用の銃口封印シールは、離陸後の機関銃の試射で吹き飛ばしてしまいます。
主翼を正面から。20㎜と言っても銃口は意外に小さい。といっても一発でも当たれば人間なんて消し飛んでしまう破壊力があるんですが。
主翼上面の凸部がキチンと銃口の後ろに位置しており、ドラム弾倉が入ってるのが判るかと。