普通のスピット楕円翼より長くて尖った主翼であることがよくわかる一枚。
このMk.VIIは高高度戦闘機の研究用にアメリカに贈られた機体なんですが、
140機前後生産された中で、現存する唯一のMk.VIIです。
ちなみにMk.VIIは特にこれと言った問題は出なかったものの、
肝心のドイツがJu86以外、これといった高高度機を作らなかったたうえ、
Ju86P/Rは偵察機だったもんで、さほど脅威をあたえなかったのか、
Mk.VIIもお蔵入りとなってしまいます。



この機体の前に展示してあったマーリンエンジン。
Mk.VIIから取り外したものだとすると、2段2速加給機付きの61型のはずなんですが、
私には見分けがつきません…。



機体下面。脚周りが極めてシンプルなのもスピットの特徴。



引き込み式となった後輪。
Mk.IIIでテストされたものと同じ、と言われますが、未確認。
水平尾翼からアンテナ線を張ってるのがわかります。
他ではあんまり見たことないようなやり方ですね。


 
コクピットを真横から。
前面風防に防弾ガラスがはめ込まれているのがわかります。
キャノピー脇の蟷螂の鎌みたいのは、おそらくキャノピー固定用のレバー。
ご覧のように、木製機か速度記録狙い機のごとく、ツルツルな表面。
与圧コクピットなんで、空気漏れ対策でしょうか。
枕頭鋲がうっすら見えることで、かろうじてジェラルミン製の機体、とわかります。

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