■市電会の会合に参加

やや斜め後ろから。
意外とスマート、というのとアホみたいに車輪が小さい、というのがよくわかります。

前半部アップ。こうして見ると排気管部分、微妙にFw190デザインが入ってるような…。
この光加減だと、日本機らしい、細かい分割によるリベット(沈頭鋲)打ちと
ガタツキのある機体表面の状態がよくわかります。
まあリベットだらけ、というのは宿敵グラマンもそうなんですが。
なので日本機とグラマンばかりの印象でヨーロッパ機やアメリカ陸軍機を見ると、
その機体表面の滑らかさに腰を抜かすことになるのです。
で、毎回、日本機のこの機体表面を見るたびに、
なんかツギハギだらけのフランケンシュタインを思い出します…。
スミソニアンの機体はさらにムゴイ状態ですが、コンディションがいい機体でも、
その機体表面はこんな感じです。

主翼と胴体の接合部分を滑らかな形状にするために造られるカバーがフィレット。
低翼機(胴体の下側に主翼をつける設計)には大抵これが付きます。
紫電改の場合、下手なフェレットは裸足で逃げ出す、というかフェレットは大抵裸足です、
というくらい巨大な「フィ」レットが、その特徴の一つだったりします。
そりゃもう、空力なんて知るかボケといった力強さにあふれておりますね。
あまりに巨大で、そこに足掛け、搭乗時に足をかけるステップが造られてたりします。
写真で四角く凹んでる部分がそれ。
ちなみに写真だと白く飛んでしまってよく見えてませんが、四角い凹みの左下には
引き出し式のステップあり、の指示書きもあります(展示機は機体内に畳まれた状態)。
ここら辺、妙に紫電の設計そのまんまだっりするのはなんでやねん。
で、足掛けの左上にある赤い丸の横には「手掛」と書かれており、これも搭乗時に使うもの。
二つあるうちのどちらかがボタンとなっていて(下だと思うが)、
それを押すと、搭乗時に手掛かりとなる棒が飛び出してきます。
搭乗時にはそれを握ってからよいしょと体を持ち上げるわけです。
で、やや離れた右側にある赤いボタンには「足掛」と書かれおり、これを押すと、胴体に畳んで入れてある
棒状の足掛が手前にパタンと、倒れて開きますから、そこに足を乗せることになります。
こういうのを見ていくと、どういう段取りでコクピットに乗り込んだかがわかりますね。
紫電改は左右どちらにも、この搭乗お助けセットがついています。
主翼上の「ナムフ」は最早おなじみ主翼の脆弱部、足を乗せてはいけない部分の指示で、
これは機体側から読むので「フムナ」、つまり「踏むな」です。

主脚とその収容部まわり。
これの胴体側についた脚カバーには、閉じるための動力はなく、
主脚が畳まれてくると、黒い懸架棒を車輪が押し上げる形になり、
その蓋が閉じられる構造で、これ、ゼロ戦と同じような仕掛けです。

主翼下面とか。
手前に見えてるエルロン(補助翼)が下がっており、
どうもコクピットの操縦桿が横に倒れてるようです。
その奥の主翼後縁部がフラップ。後ろにズレてせり出すファウラー式。
余談ながら、紫電改が採用された段階ではファウラーさん開発による
ファウラー式フラップの特許は全開バリバリで生きていたはずが、
金、払ってないよねえ、これ、多分…。
さらに余談ながら、ゼロ戦とか多くの日本機に採用されたスプリット式フラップ、
これも1920年、あのライト兄弟のサバイバーことオービル&助手のヤコブスの共同開発で
特許をとっているはずなんで、ゼロ戦とか、ギリギリ、踏み倒しているような…?
紫電改は、いわゆる自動空戦フラップがつまれていたので有名ですが、
どうなんでしょうね、これ。
原始的な自動空戦フラップとも言えるMe109の前縁スラット(迎え角と速度に対応し自動展開)は
エース級のパイロットにはイマイチ受けてませんから…。

ちょっと角度を変えて。エルロンは非金属製、すなわち羽布貼りですね。
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