さて、これまで見てきた部分に比べると、
比較的オリジナルの状態をよく維持してるのが、胴体の前半部分です。
なんで前半部限定？というと、後半部分のオリジナル度を判定するだけの
史料を私が持ってないからです（笑）。
こちらが大戦当時の状態を維持してると見ていいロンドン52型。
でもってこっちがP.O.F.52型。
細かい解説は避けますが、イロイロ手が入ってるものの、
消えてる部位やら、オリジナルと異なるパネルラインやらは、ほぼありません。
ある程度、史料になると考えてもいいと思います。
ちなみにオリジナルにあるこの二つの穴がP.O.F.52型では見当たりませんが、
よくみるとパッチ（つぎ当て）で塞がれてるのが分かります。
ちなみに、反対側だとコクピット下の小さな穴はP.O.F.52型にも残されてます。
右側の二つの円内に穴を塞いだパッチが確認できます。
わざわざ穴を塞いだ、という事はオリジナルの状態のままの可能性が高いです。
ただし、コクピット周辺、風防周りは恐らく全面的に作り直されてます。
それがよくわかるのが左側の円内の部分で、キャノピーの移動用レールが、
接合部のカバーに食い込んでしまっています。
上のロンドン52型を見ればわかりますが、本来はこういった食い込みはありません。
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